北アルプス

【黒部源流縦走Ⅱ日記】③沢下りと下山飯

折立から新穂高温泉へ、黒部川の源流の山々を縦走した日記
三日目の今回は笠ヶ岳山頂から長期の通行止めにより未整備のクリヤ谷ルートでの下山

前日の日記はこちら
当記事のルート詳細や、下山後おすすめの温泉。富山駅への帰宅方法はこちら

早朝のだらだら

今日は下山するだけなので、急ぐ必要はない。

よって朝も7時くらいにだらだら起床し、本を読みながらコーヒーを飲み、続々と出発していく他の登山者を横目に、「穂高連峰がきれいだな~」などと早起きが基本の山にて悠長なことをぬかしながら、誰よりも笠ヶ岳を堪能していた

ホントコーヒー
穂高連峰から上がる太陽に乾杯🍻
朝食は牛丼。深夜には非常用のパスタを食べていた(笑)

結局しゅぱつしたのは八時と、登山とは思えない時間だった。

荒廃した登山道

笠ヶ岳の山頂から北側に伸びるルートがクリヤ谷。

このルートは長年通行止めになっていたが、昨日山頂で出会った方がこのルートから上がってきたが何も問題はなかったというのでこのルートで下ることにした。

...が。

あたりの山々を見下ろせなくなり、森林限界下に入ったあたりからその言葉は間違っていることに気付く。

藪、生い茂ってるやんけ ーーー

でも将校が下がると暑かったので短パンのまま藪に特攻した結果がこちらです

血だらけ傷だらけ

良い子は藪こぎの時にはちゃんと長ズボンを履こうね

沢下り

ほとんどの場所は藪ではあるものの何とかルートが見えていたが、東側の斜面に出て、新穂高温泉が見えてきたくらいから地図にあるつーとが見つからなかった。

ので、

こんな沢を下っていくしかないよね...

いつまで下ってもルートと合流しないうえに、沢に足場などなく、わずかに頭の出た、苔でぬるぬるの岩を渡っていくしかなかった。

何とか生きて下山

この三日間で一番疲れた。精神的にも来たからね。

文明最高!

下山後バスまで時間もあるので温泉に直行する。

温泉に入る前に自販機に吸い寄せられたよね

三日ぶりのジュース。
このいかがわしい味がまぁ最高にうまいんだわ...!!

温泉には泉質の異なる二種類の浴場に加え五右衛門風呂まであった。

山々を見ながらドラム缶に浸っている時間は完全に無になっていた。
これだけリラックスできるなら家にも欲しいねぇ~~

高山観光

詳細は先日のブログで描いたので割愛するが、簡単に言うと帰宅中のバスと電車の乗り換えで高山にて1.5hほど時間ができたので茶屋街をぶらぶら散歩することにした。

茶屋街は駅前から1kmも離れているという事にこのときはじめて気づいた。

到着した5時には茶屋街の建物はほぼすべて閉まってしまう。

地元の人の世間話であふれる、観光地とは思えない街並み
高山に来ると、おばあちゃんがやっているこの小さな屋台の団子が食べたくなるんだけど分かる人いる?
駅前ががらりと変わり近未来的になっていた。
前回来たのが四年前という事を思い出す。

富山市一押しのラーメン屋

富山といえば「富山blackラーメン」「白エビ」などがあげられるが、白エビはいかんせん高いし、blackラーメンは塩分が強すぎて個人的に好きではなかったので、高山はスルーしようと思っていた。
(お金もないし...)

しかし、駅から車に向かう途中で見つけた「一心」というラーメン屋が、著者の味覚中枢を刺激した。
日本中のラーメンを食べてきたこの身体が、「このラーメンはうまい」と促してくるのだから、引き寄せられるようにピットイン。

期間限定の白エビラーメン

店のコンセプトは、富山blackラーメンの癖の強さを、博多ラーメンと掛け合わせることにより完成された味にした。というものだった。

トラウマがあったのでblackラーメンは避けてしまった。

代わりに食べたこの「白エビラーメン」は期間限定とは思えないほど完成された味で、白エビで出された出汁をスダチと柚子胡椒と一緒に味変しながら楽しめるというもの。

過去食べたラーメンの中でも5本指に入る感動の味だった。

みなさんも駅前から少し足を延ばして、ぜひ行ってほしい

運転は辛いよ

夜な夜な運転して何とか実家に帰宅。
運転は嫌いだ...。後日の予定の計画のため友人と電話していたのが睡魔を和らげてくれて助かった...!

おまけ

高山で二件だけあいていたお店のうち、一見は酒屋だった。

知名度のある三つの酒のうち、二種類をお土産にして帰ってきた。

天領は酒造の限定販売。

アグレッシブな下山に高山の観光と、コンテンツ盛りだくさんな帰宅となりました。

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