黒部源流縦走Ⅲ~赤牛岳~①

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準備

ことの発端はチャリ部の飲み会。

松本でイタリア帰りのツルツル筋肉ゴリラおかえり飲みをした時のこと。

「三連休折立から新穂高まで高天原温泉経由で行くんすよ!いきませんか!?」

高天原温泉は行ったことがない上に、折立から新穂高の神ルートを車デポ付きでいける。

こんなに最高な機会はない。

二つ返事で行くことにした。

後輩「まじか!!シェルパ来たシェルパ!!」

俺はシェルパなのか。

悪くない…

※この後ゲロゲロにぶっつぶれた

貧弱な人
寒暖差が大きくなってきた中での決めた装備

折立

ゴールの新穂高に3時集合。

前日日を跨ぐ前に到着したにもかかわらず、無料の第五駐車場はすでに満車。三連休を恨む。

途中のすき家を貪り、折立を出発したのは7時。

三連休山籠りエンジョイ勢の行列に呑まれながら、ゆっくり進む

出発
人の列の鬼
樹林帯を越えると太郎平が

太郎平

「カレー食いたくね?」

以前来た時に悩んだ記憶があったが、やはり存在した。

食べたがる僕ら。

しかし時間が惜しいのも確か。

20分をケチってカレーメシを食べたが、この後後輩2人は「ちゃんとしたご飯食べたい」問題に悩まされることになるのである、、

まだ元気

薬師沢

太郎平から薬師沢までは徐々に降っていく。怪我復帰明けの後輩Sは関節の痛みに不安を感じるようだった

太郎小屋
薬師が見えて元気な後輩
ぶっ壊れた木道がシーソーのように動くこともしばしば
薬師沢小屋の水うますぎた

雲ノ平

急登

薬師沢から雲ノ平は1,5hのタイムコースにおいて一切平坦のない急登。

薬師沢までの道ですれ違った女性が

「しんど過ぎてゆっくり登ったら真っ暗になった」と事前告知いただいたくらいにはしんどい。

そしてその言葉は嘘でもなんでもなく、数多のエクストリームなチャリライドを経験してきた後輩Sが「チャリ部で経験してきたどのランよりもしんどかった」と称するくらいだった。

この板一本しかない吊り橋を渡って急登が幕開ける
地図を確認したら、思ったより進んでいた時の喜び様

平坦だけど、、

急登を超えれば雲の”平”と呼ばれるだけはあるんだから、平坦やろ!

とたかを括っていたが、微妙なアップダウンが身体に響く程度には疲労困憊だった

「何も見えんが、、?」

ごはん、、くれ、、

こうして6時過ぎに雲ノ平山荘に到着する頃には、あたりは暗くなり始めていた。

結局昼飯でちゃんとしたご飯を食べなかった僕らは、ちゃんとしたご飯を渇望していた。

「山荘に着いたら美味しいご飯を食べるんや、、!」

雲ノ平山荘の名物は石狩鍋。

暗くなり冷えてきたこの時間に食べる鍋はさぞかし美味しいことだろう。

「ちなみに、、テント泊でも夜ご飯食べれたりしますかね、、?」

控えめに伺いを立てる著者

「食べれるんですけど、15分後にご飯になりますので、今から作るとなるとちょっと厳しいですね〜」

考えうる最高にオブラートに包んだ言葉で返してくださった女将さんだが、状況から直訳すると

「6時過ぎの遅い時間に着くなんて遅すぎる。はよテン場行け」

としか訳せないだろう。

こうして僕らは、バンダナだけ購入し、石狩鍋のいい匂いがする暖かい山小屋を離れ、薄暗いなか小雨に打たれながら30分の道のりを歩きテント場に向かうのであった。

その後の後輩Sの一言

「こんなに惨めで悔しかったことはない」

カラ元気
薄暗い中、雨に打たれながら暖かい小屋を離れる

既に埋まっているテント場から、何とか距離が近い三張りのスペースを見つけ出し、設営。

著者は山荘で購入したクラフトビールと無印のルーローハンをたべ大満足だったが、「五袋入り!醤油ラーメン!」しか持ってこなかった後輩Kは、山飯ってこんなに幸福度に繋がるんだ、、、と声を漏らしていた

ルーロウハンは美味しかった


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