二泊三日で立山の西側。黒部川源流の北アルプス奥地をめぐる縦走に行ってきた。
一日目は折立から黒部五郎までの記録
二日目の黒部五郎から三俣蓮華・双六を経由し笠ヶ岳までの記録はこちら
三日目の笠ヶ岳からクリヤ谷ルートで新穂高温泉への下山はこちら
富山駅-折立
まず前提として、今回の縦走では富山県の折立から入山し、岐阜県の新穂高温泉に下山する。
今回の山行で「折立-新穂高温泉」縦走における移動方法を模索した。詳しくはこちらの記事に記載する。
裏立山の登山口となる折立は如何せんアクセスが悪い。
車で行くと一本道しかない「有峰林道」で普通車で1900円の通行料がかかるし、バスはそもそも7月から9月の間しか運行していない。
しかも1日2本のみ(それも時間が登山には遅すぎるのだが…)
なので筆者は「富山駅近辺に駐車。駅から有峰口まで電車。有峰口から折立まで乗合タクシー」という選択肢をとった。


ちなみに夏季の富山駅-折立間のバスの折立到着時間は始発でも8:10。
初日の登山計画は無茶の無い程度に抑えることを勧める。
太郎小屋
折立から太郎小屋まで。初めの5キロは樹林帯。








この太郎小屋が「北の薬師岳・東の雲の平・南の黒部五郎」と、裏立山の三本の分岐点となる。ここで別れてどのルートを選んだとしても、裏銀座に抜けない限り三俣蓮華で合流するんだから何度も来る甲斐がある。
北ノ俣岳
太郎小屋から太郎山に登ったあとはしばらくチングルマの咲くこだかい丘をいくつかこえていく
裏立山を見る方向が徐々にかわる様を眺めるのもまたこのルートの魅力だと思う




黒部五郎岳
北ノ俣岳から中俣乗越まで一度下ってから頂上直下までは一気に上る。
この日最後の登りといえど、そこそこな距離歩いてきているので足に応える



頂上から黒部五郎小屋に向かうならば、黒部五郎の肩からはピストンになる。
ので、荷物をデポして山頂へ

山頂からは劔立山薬師水晶鷲羽…
全てが一望できる


黒部五郎小屋
黒部五郎山頂からは黒部五郎小屋までの谷は、切り立った黒部五郎の東壁の下を沢が流れ、その辺一帯にちりばめられた虹色の紅葉が実に美しかった。
くまなど獣が出てきたら、共に踊れるんじゃないかと感じてしまったほどには、自分が自然に溶け込んでいるように感じた





この日の日記はこちら
二日目の黒部五郎から三俣蓮華・双六を経由し笠ヶ岳までの記録はこちら