槍ヶ岳・穂高岳・上高地-2021-08-26 / はかきういさんの赤岩岳(岐阜県)・大喰岳・ジャンダルムの活動データ | YAMAP / ヤマップ
穂高岳山荘
東に開けたこの小屋は朝日が見やすい。
日の出前に起きてカメラやビデオを構えていれば、涸沢とセットでとてもいい感じの御来光を写真に収めることができる
小屋の裏側に出れば笠ヶ岳、テン場からは奥穂や涸沢等南から東方面が一望できる
涸沢岳
穂高岳山荘から10分で涸沢山頂。
登ってきたジャンダルムに馬の背や、本日目指す北穂に難所大キレット、目的の槍ヶ岳まで一望できる。
小屋からわずかな時間でこの景色を堪能できるのはたまらない
北穂高岳
涸沢から西穂高岳の間は、日本三大キレッとのひとつ、「大キレット」のインパクトに隠れてしまいがちな「南陵」は危険地帯(ということを北穂山荘の従業員さんと話して初めて知った笑)
思い返してみると、垂直碧に沿ってトラバースしたような気がする。
斜面場で登山道は狭く、すれ違いで待つこともややあったのだが、西側の山々を眺めていれば待ち時間など気にもならない
北穂高山頂は広く、小屋もすぐそこ。あたりも一望でき、宿泊するには最高の場所ではないだろうか
大キレット
一般登山道の中では北アルプス随一の難所。日本三大キレットのひとつ。「大切戸」
北穂高-南岳稜線上にこの難所はある。
まず北穂高から一気に下る。3158から2748mまで400mの岩場下降。この途中に「飛騨泣き」というすっぱり切れた岩に足を載せるだけで移動する場所がある。
今思えばここが一番緊張したかもしれない。
くだりきると最大の難所「長谷川ピーク」
両側が切り落としたようで特に岐阜側に落ちたら確実に命はない
三点支持を意識して慎重に進む必要がある
(ただし難易度はジャンダルムのそれに比べれば大したことはない)
南岳・大喰岳
大キレットを超えると気が緩みがちだが、北穂高から下った分、一気に登り返す。
しかも階段があるような垂壁を登るので、油断は禁物
南岳まで登り切ると、そこから大喰岳まで稜線は、標高3000のほぼ平坦の稜線を、山々を見下ろしながら進む、スカイウォークを楽しめる。
これまでの難所を越えてきたご褒美にしかかんじない
槍ヶ岳
大喰岳から最後に階段を下り少し登り返すと槍ヶ岳山荘に到着。
大喰岳から槍を正面にすると、今まで安曇野や近くの山々からシルエットのみしか見えていなかった槍の全容が露わになる。
自然の力だけでこの形状の山が出来たことに疑問の念すら抱くほどに感動した
槍ヶ岳山荘
槍に登頂するにはアルパインスタイルでない限りここを経由するので、荷物を置いていかない手はないだろう
テント場はひと区画ごとテントの大きさ別で割り振られる仕組みで、サイトは山荘の方が割り振ってくれる。
槍ヶ岳山頂まで15分で穂高方面の展望・整備されたサイトとトイレ・なにより槍ヶ岳の時事刻々と変化する様子を間近で眺めることができる。
2021年9月現在槍ヶ岳山荘のテント場の予約は不要で不可能。
テント場がいっぱいになると殺生小屋まで降らなければならない。(ちなみに著者が宿泊した金曜の夜で16時にはサイトが埋まっていた
槍ヶ岳を堪能するためにも早めの到着をお勧めする
山頂
これまでの写真を見ての通り、山頂までの道のりは急登
とはいえ、道はかなり整備されていて、鎖や階段のどちらかを渡っていれば山頂にはたどり着ける
(そんな観光地化されてしまった山に寂しさを感じるのは私だけだろうか)
山頂からの眺めはたまらない。3180mから360°の山を見渡す。
山頂まで15分と書いたが、それはタイミングにもよる。
というのも、ツアーコースに入りがちらしく、おじいちゃんおばあちゃんのツアーが多い。確実に滑落しないように、鎖にザイルで身体を縛り付けていた。
その時間分待つことになるので、登るタイミングは見計らった方が、待つ時間は少なくて済む。
星空
北アルプスの王様をバックに星空。
半月の明るさにも負けない星空。
山の星空は最高だね