自転車でグラベルを走るのが大好き!
日本全国いろんな林道を走ってみたい!
でも林道を走った記録ってバイクばっかりなんだよ。。
今回は北海道の北部“道北”地域にある全長42kmと日本トップクラスの長さを誇る林道の走り方を、
日本全国を自転車で旅し、日本中の有名な林道はだいたい走破しているこばたくが説明していく。
この記事を読めば、日本国内の海外たる北海道の、野生味溢れる林道を
リスク最小限で走れちゃえますよ!
自転車でグラベルを走るのが大好き!
日本全国いろんな林道を走ってみたい!
でも林道を走った記録ってバイクばっかりなんだよ。。
今回は北海道の北部“道北”地域にある全長42kmと日本トップクラスの長さを誇る林道の走り方を、
日本全国を自転車で旅し、日本中の有名な林道はだいたい走破しているこばたくが説明していく。
この記事を読めば、日本国内の海外たる北海道の、野生味溢れる林道を
リスク最小限で走れちゃえますよ!
目次
道北スーパー林道とは、北海道を代表するロングダートの林道のひとつであり、
美深町から歌登町まで続いている。
正式名称は美深歌登大規模林道。
ツーリングマップルを初めとした主要マップには、美深歌登大規模林道と記載がある
最高標高である加須美峠(標高約700m)の分岐から町道「加須美峠函岳線」を通り往復20kmで標高1128mの函岳山頂に行くことが出来る
まず森林のロングトレイルであること。
林道のみで、全長42.4km。さらに函岳山頂に行くことで追加で20km、終点の歌登町から3km離れた場所に「風烈風林道」の入口があり、ここを走り抜けると、さらに16kmのフラットダートが追加され、総距離は約80kmに及ぶ。
もうひとつが絶景であること。
低標高であれば、歌登側の入口近くは平地で気に囲まれていながら、空が開けていて景色を楽しみながら走ることが出来る。
長々と真っ直ぐの道は写真映スポットの一つだ
著者は今回、オホーツク海沿いから風烈風林道を経由。その後歌登側から入山し、美深に下山した。
基本的には歌登から美深ー東から西ーへのルート説明になるが、逆ルートにおける感じたことも追記していく。
Ride with GPSでルートを作成した。ここからGPXファイルをダウンロードすれば、GPSサイコンでも使用できるので是非参考にしていただきたい。
標高図で分かる通り、オフロードにしては獲得標高がえげつない..(笑)
この区間の距離は17kmになる。
歌登側の入口は、44号「天の川トンネル」から少し下った、90°のカーブにある。
入口のグーグルマップはこちら↓
暫く風烈風川沿いに進んでいく。
この区間はフラットで、路面も砂利ではなく踏み固められた砂なので最も走りやすかった。それでいて絶景
標高400mを越え、山が深くなると鮭を拾って遊んでいる時間はなくなる。
砂利が深くなり、登りが急になるからだ。
写真に示した、著者のフルパッキングランドナーでは思うように進まない。それどころか、押して進む場所が半分を占めていた。
平地も走るため、軽めである程度ノブのあるXC用タイヤを履いているせいも大きいと思う。
路面の凹凸にタイヤが全く食い込まなかった。
標高約700m地点で、遂に分岐が現れる
この区間はピストンであるため、最小限の荷物だけ持ってあとは鍵をかけてここに置いていく。
食料は絶対に全て持っていくこと。
戻ってきたらくまさんが貪っているなんてことも十分に有り得る
登り始めの5キロは走りやすい。これまでの道と比較すると、かなりお気楽
そして何より、ここからは景色が開け、周辺の山々を一望できる
山頂は柵に囲まれた管理棟?の裏側にある。
駐車場とトイレのある場所から200m登った場所にある
美深方面に26kmのダウンヒル。
荷物を置いた分岐まで10km.そこから美深の舗装路まで16km。
分岐までの10kmは展望を楽しみながらくだれる。
分岐からの16kmも、基本的には全て降り。
ただ、何度も平地もしくはなだらかな上りがあるため、全てくだれる気持ちでいると苦しい目にあうことになる。
道北スーパー林道のみは60kmだが、起点の歌登からオホーツク海沿いの風烈布まで16kmの林道がある。
オホーツク海沿いを走り、そのまま計70km越えの林道を楽しめるので、ついでに走ることを勧める
ルートはこちら↓
オホーツク沿いから風烈布川沿いに入る。看板など一切ないが、釣り人が多くいた
ここから川沿いに進むと、正面にオフロード、左手は舗装路の分岐が現れる。
むしろ舗装路の方がきれいなこの場所が風烈布林道の入り口
ここから始めはきれいな牧草地を進む。
4キロほど平地を進んだ後はとこまかなアップダウンを繰り返し歌登へ。
歌登の出口はこちら
道北スーパー林道とちがい、マジで誰もいない。自分の音しか聞こえないほど。
ので、熊に気を付けるべし
路面に生鮭が落ちているということは、少なくとも近い時間にここをヒグマが通ったということ。最大限の準備と警戒をしていかなければならない。
タイヤはオールマウンテン用、装備は軽量など、グラベル走行に特化させて挑むことを勧める。
ただし、歌登側、オホーツク海沿いの風烈風も、電車も宿泊施設も何も無いので舗装路の走行は自然と増える。判断は自己責任でおまかせする。
(が、スリックタイヤでは乗車はまず不可能だろう)
自分でいうのは忍びないが、比較的体力に自信がある著者がかなり重量の装備で突破したところ、
通過に9時間かかった。
※ただしかなり撮影に時間を費やしている
これを踏まえて、日の入り時刻を考えると、
歌登もしくは美深の出発を日の出とともにするのが安全とも言える。
脚力やスキルに差はあると思うが、著者は押す区間が多かった。単純な自転車乗車時間で計画立案しないように
エネルギーを使う。最低でも昼飯分+補給食は欲しい。
道中では水も補給できない。それなりに持っていくように。
著者はジュースも含めて2.5l飲んだ
歌登のアクセスの悪さがたまにキズだが、それを除けば広々とした未舗装路を、大自然を感じながら登り、登りきった先には360°の大パノラマと、走りながら楽しめるグラベルだ。
また、押し区間があることも覚悟しなければいけないが、そのつらさ以上の景色が待っている。
機会があれば一度挑戦してみてはいかがだろうか