Korea ノウハウ

韓国縦断のすゝめ

2023.06.03-14までの11日間かけて、自転車で韓国縦断をしてきた。

自転車旅人目線で見た、ネットの海で得られなかった情報を共有する。

韓国縦断の魅力

自転車のための道が整備されている

後述するが、韓国には自転車の縦断道がある。

かなり整備されており、99%の道は海外ツーリングとは思えないほど走りやすかった。

日本の自転車道とレベルが違う。99.9%の道は超走りやすく、どこにでも自転車道がある

人が優しい

これは著者は結構驚いたのだが、人が優しい。

装備をつけた自転車に乗っていれば、他の自転車に乗っている皆が

がんばれー!

と声をかけてくれる。

お店で悩んでいれば、

何を探しているの?

と声をかけてくれる。

シャイな日本人とは大違いで、人の温かさを強く感じる旅になった

半分の日程を共に旅したユニも韓国人。飛行場に送るまで面倒を見てくれた

とことん韓国料理を味わえる

言うまでもないが、韓国料理は種類が多い。

著者は数が多すぎるかつ、元々韓国に詳しくはなかったため、
初めから食べたかったものは少なかったが、少なくとも毎日違う料理を食べることが出来た。

色んな韓国料理を食べたい人にはオススメだ

食べた韓国料理たち

韓国縦断自転車道とは

韓国には2012年に開通した韓国縦断自転車道がある。

このルートは、釜山から洛東江という川沿いに走り、中間点の聞慶セジェ(超えるのが厳しい程の峠という意味らしい)を越え、後半はナムハン川沿いを走りソウル・仁川にてゴールという計633km(広東経由で700km)のルート

これが想像以上に整備されており、一部界隈にしか分からない伝え方をすれば、松本空港一周ランニングコースが韓国全土()に及んでいるイメージ。

縦断路で無くても自転車道は無数に存在する

それを証拠に自転車に乗る人が非常に多く、叔父叔母からオサレカフェにしか興味がなさそうな華奢な女性まで、サイクリングに勤しんでいる。

環境が生活スタイルを変えることを痛感する。

全土に自転車道がある故、道も間違えやすい。

韓国縦断のルート
川沿いや
新緑
峠から花まで、なんでも楽しめる

韓国旅のノウハウ

韓国縦断道マップ

その韓国縦断の道はどこに詳細があるのかと言うと、Never MAPか、カカオマップという、韓国版googlemapの中から、「自転車道」を表示させると確認することが出来る。

ネットで調べても縦断自転車道が開通した時のpdfファイルしか出てこないので、著者はかなり血眼になってネットの海を泳いだ…笑

neverマップはタブから自転車道を選択すると、紫色の線で自転車道が表示される
カカオマップも同様

カカオマップ

著者のおすすめはカカオマップ

なぜなら、ほとんどの韓国人はこちらのマップを使っていて、検索がやレストランの評価を見るのが容易。

Naver mapは以後記載する課題があったので個人的にはおすすめできない

ただし、旅ではNaver mapを使用していたため、以下Naver mapの使用方法を説明する。

使った人はコメント欄で教えてくれると嬉しい。。。!

ダウンロードはここから

Naverマップのログイン

neverマップはアカウントを作成するまでは造作もないが、ログインで弾かれる。これはアカウントそのものの問題ではなく、承認の問題で、レシートの画面が表示された時にその質問の答えを入力しなければならない

基本的に韓国語しか表示がないため、読みにくいが、いちいち翻訳して入力するしかない。

アカウントのパスワード設定をミスしたのかと思いがちだが、承認の問題なので複数アカウントを作る必要は無い

(著者はこれが問題だと考え、4つアカウントを作ってしまった…)

ルート間違いに注意

先述した通り、自転車道は韓国全土にあり、至る所に分岐が存在する

定期的に縮尺を韓国全土にしたり(縦断自転車道は最も主流であるため、縮尺を大きくしても唯一表示される)、ルート表示させて目的地までの道に沿って走ることを薦める

自分が走っている道が本当に予定の道なのか定期的にチェックすることを勧める(著者は20km無駄に走った日があった、、、)

野宿難易度

このコンテンツを持ってくるかーい!

という声も聞こえてきそうだが、自転車旅人にとって野宿は生命線。野宿しやすさ=旅のしやすさと言っても過言では無い。

安心してください。

韓国は日本より野宿しやすいです!

というのも、自転車道沿いには至る所にトイレ・水道・東屋があり、公園もこの道沿いに数多にある。

この東屋で寝ているサイクリストも何度も見たので間違いなくokだ。

ただし、6時ころに地元の叔父叔母様達が体操をしに来るのには要注意だ。

こんな東屋が至る所にある。
トイレは倉庫型でどこにあるものも同じ形をしている。

水の補給はこまめに

少し難しい点は水道が少ない。水道がある公園は少なく、トイレの水は間違いなく飲めない。匂いがマズイ。

ので、補給を見つけたら給水しておくことを進める

コンビニは少ない&高め

自転車道沿いにコンビニは少ない。あえて道を逸れることが多い。なにか補給が欲しくなりそうな時は、事前に調べておくことを勧める

また、値段も少し日本より高い。どんなパンでも₩1500(150円)以下のことは少ないし、お惣菜に至っては₩400以上はする。

かつクオリティは低めだ。

3つほど食べたが、中華のカップラがいちばん美味しかった

料理道具不要

自転車旅なので、料理道具を持って旅をすることも多い人が見ていると思うが、韓国はなくてもいいと思う。

まず基本的には韓国料理は美味しいし、食べておきたい人が多いだろう。

かつ、クッカーで料理をするならばコンビニで買うしかないが、お惣菜やカップラーメンは個人的には正直美味しくなかった。

お金はかかるが、上手くレストランを探しながら旅をして、美味しい韓国料理を味わった方がいいかもしれない

レストランも少ない

自転車道沿いにレストランも少ない。もし必ずレストランで食べたいのならば、これも事前に調べた方がいい

英語は通じない

日本人がよく行く国だから英語くらいは通じる、、と思って乗り込んだら痛い目をみた。

ド田舎は当たり前で、釜山や大邱という大きな街でも当たり前のように通じない。

「ありがとう(カムサハムニダ)」「これください(ジュセヨ)」等の基本的な単語は使っていくしかない

(まぁ、著者は英語力皆無なのでどの国行ってもあまり変わらないんだけどね…笑)

なんなら日本語の方が通じるので、日本人アピールしていくと困ることも少なそうかも笑

食あたり対策

個人的なお腹の問題でしょ?と思うかもしれないが違う。現地の保険会社の人いわく、保険使用の日本人対応のうち、約半数は胃腸炎らしい。

何を隠そう、著者も3日目にして下痢・嘔吐を繰り返し、全てのトイレを経由しながら命からがら大邱という街まで自転車移動をした。

対応策だが、1番は海外旅行保険に入ること。

韓国くらいクレカの安い付帯保険でええやろって思ってしまいそうだが、著者は入ることを進める。

英語すら通じない国で、釜山から日本語話せるアシスタントさんが飛んできて、診察に付き合ってくれたときは、こんなに心強いと思ったことはないほどの感情だった。

それに一度病院にかかれば、保険代の二倍以上の金額がかかる。

かつ、韓国人はせっかちらしく、診察は一瞬で終わる。時間が無い人にもおすすめだ

もちろん薬も持参していたが、著者は整腸剤など一切効果がなかった。

胃腸薬持参のすすめ

食あたりにも通じることだが、日本人の体には韓国の唐辛子やニンニクはパンチが強すぎるらしい(保険会社談)。

ので、辛さ控えめを注文するのがおすすめだ

ちなみに著者は辛いものはかなり得意なタイプだが、それでも胃腸炎でダウンした。

著者は病院で大量の薬を貰うことになる

ガス缶を買える場所

ガス缶を買える場所は本当に見つけられなかった。年にもアウトドアショップは少なく、釜山からスタートした著者はロッテモールという韓国では有名なモールを必死こいて探してなんとか購入出来た。

が、そんなところをわざわざ探さなくても、途中のチェーンでは無いコンビニに売っていたりする。

CB缶(カセットコンロ用)は大抵あるし、OD缶もちらほら見かけた

著者も三四回しか使わなかった

おすすめの韓国飯

11日間旅して、お腹激弱日本人でも美味しいと感じた食べ物を紹介する

トッポギ

どこでも食べれるが、ソースの味とモチモチ感が絶妙
ニョダキ
骨付き豚肉のちょい辛めスープ。肉が溶ける
クッパ
日本のものは辛いが、何もいれなければ辛くない。かつ、豚の腸の煮物は本当に美味しい
庶民的乳飲料
どこのコンビニでもあるが、甘くて美味い。味は日本のミルクセーキに近い
Blankのビール
エール寄りの甘さがある。

ちなみに韓国のコンビニにはヒューガルデンという著者が世界一おすすめできるベルギービールを購入できる
Maximコーヒー
甘めのラテで疲れた体に効く
韓国のレストランはほとんどコーヒーが頼めばただで飲めるし、これはどこにでも置いてある
ブドウアイス
ブドウ汁の味が濃厚。韓国で数多くアイスを食べたが、ピカイチ

ムンネンミャン(冷麺)

著者は食べることが出来なかったが、現地人から聞いた話では本当におすすめらしい

庶民的ではない韓国料理

カンジャンケジャンやタッカルビなど、日本人に馴染みがある韓国料理の一部は、庶民的では内容で、カンジャンケジャンに至っては韓国人すら食べたことがないと言っていた。

現地の生活を感じたいという著者のようなもの好きは参考にして欲しい

そこまで感動しなかった料理

知名度は高かったり、進められて食べたものの、まぁ普通だな。と思ったものも紹介しておく。期間を少ない旅をする時だけ参考にして欲しい

ビビンバ。日本のものの方が好き。ノリは美味い
カツ
衣がふにゃふにゃ
サムゲタン
多くの人が勧めてくれた割には、パサついていてそんなに感動しなかった

旅用厳選韓国語

先述した通り韓国語が通じない訳だが、著者は韓国人と旅することで11日間で最低限困らない程度の単語を厳選して覚えることが出来た。

どれも使うだけで喜ばれるので、メモしていた単語を共有する

  • すみません:チョギヨ
  • これ下さい:ジュセヨ
  • ごめんなさい:みあなムニダ
  • 〇〇はどこですか?:〇〇オディエヨ
  • ありますか?:イッソヨ
  • 辛い:メウォヨ
  • はい:ネ(若い世代はネンー⬆という)
  • いいえ:あねよ
  • トイレ:はじゃんし
  • 日本語:イルボニン
  • Ok:チョア
  • アニ”ハセヨ:stey well
  • モラゴ:もう一回言って
  • まじゃ?:正しい?
  • てくっぱ:はらへった
  • ポゴ知った
  • キンタナ:問題ない
  • ぽこしった:あなたに会いたい
  • ましけたん:美味しそう
  • ぱぁりぃ:急いで
  • とても:ちんちゃ
  • じょった:feel good
  • しおねよ:cool
  • あん:no
  • オルマエヨ:いくら
  • メオ:辛い
  • アンメオ:辛くない
  • べブロ:お腹いっぱい
  • エネルギーを吸収する
  • おでぃが?どこいくの?
  • チャンジャレッソヨ:exelent
  • かじゃ:Let's go
  • へぐっぱ:はらへった
  • 語尾のヨ:目上の人に使う時

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