装備

【一眼ユーザー必見!】一眼レフ・スマホに共同使用可能な軽量コンパクト三脚の提案

一眼レフによる星空の撮影。

GOPROのタイムラプス撮影。

スマホのタイマーを用いた集合写真撮影。

いずれの撮影方法においても「三脚」の使用は不可欠だ。

しかし、いずれの選択肢も必ず撮影することがあらかじめわかっているわけではなく、晴天の夜や、撮影してくれる人がいないなど、まれな状況下でしか使用しないことも事実だ。

それでいて、三脚の重さとサイズ故気軽に持ち運びたくなるものではない。特に、登山や自転車旅など、重量がネックになってくる活動においてはより顕著だといえる。

そんな時、あれば便利でよい絵が撮れると分かっていても、「三脚は置いて行ってしまおう」という選択肢にたどり着くのは著者だけだろうか。

撮影もしたいが、装備を抑えたいアウトドア好きならば、一度は検討したことがあるのではないだろうか。

今回は、そんな「撮影好きの悩めるアウトドアオタク」代表として、重量とサイズを抑えながら複数の撮影機材に共用可能かつ、十分な撮影ができる三脚を提案したいと思う

同じ機材を使用するのであれば「シュー交換を必要としない」ことも大きなメリットだ。

ちなみに、今回の提案は「一眼用の立派な三脚は高価で手が出しづらい」人にもおすすめな、安価な製品でまとめてある。

一流ブランドの三脚も所持する著者がたどり着いた結論は「アウトドアにおいては安価のほうが利便性が高い」ということ。

ぜひ参考にしてもらえると、ブロガー冥利に尽きる。

当記事の三脚の使用方法は、製品の適正荷重を超える可能性があり、異なるシューを固定するなど、メーカーは良しとしない使い方であることをご承知おき願います。

三脚を持っていけば自分の走る姿を撮影することも可能

軽量コンパクト三脚装備

今回紹介する撮影機材は四つ。

主に「一眼レフ」と「スマホ」をメイン撮影機材としている人を対象にする。

三脚の紹介なのに製品が四つもある理由はきちんとあるので詳細は後述する。

・小型三脚

・カメラホルスター

・アルカルイス雲台

・スマートフォンホルダー

使用方法

一眼レフにはカメラホルスターのシューを固定する。

本記事の提案手法であれば、三脚使用時もシューを取り換える必要はない

通常のスナップ撮影時は基本このホルスターに一眼レフを固定する。

三脚には一眼レフ撮影時にはアルカルイス雲台を。スマホ撮影時にはスマホホルダーを固定する。

一眼固定用アルカルイス雲台
スマホ固定用スマホホルダー

これにより三脚使用時にどちらの撮影機材を用いても最小限の手間で撮影可能になる。

GOPROも最もベーシックなマウントで使用可能になる

利点

軽量コンパクト

三脚・アルカルイス雲台・スマホホルダーの三点で521g。

比較対象に、著者が日常的にメイン使いをしている旅行用三脚の「Velbon ULTREK UT-3AR」でも、計量モデルとはいえ800g

しかもこの三脚はアルカルイス雲台を取り外しが不可能で、スマホを固定することはできない。

よって三脚のみで比較するとわずか半分の重量に抑えられている

サイズも収納時は25cmと折り畳み傘と同じ長さ。著者の体感直径は折り畳み傘より細い。

この三点全て、強引ではあるが、三脚付属のケースに収納することができる

シューの取り換え不要

カメラ下に取り付けるシューは、カメラホルスターと三脚の両刀使いしたい場合、多くの場合は互換性がないためいちいち交換する必要がある。

しかし、amazonに販売している多くのカメラホルスター付属のシューは、幅36mmで、この幅以上の可動域を持つアルカルイス雲台ならばシューの取り換え不要でカメラホルスターと三脚の両方を使うことができる

異なる撮影機材で共通の三脚を使用可能

「一眼レフでスナップショットを撮りながら、定点カメラで動画を撮りたい」

そんな経験がないだろうか。

たとえば、テント泊をしたとき、夕暮れが沈む様をタイムラプス撮影しながらカメラも使いたくなることないだろうか。夕暮れなど、時間が限られる自然現象において特に多く感じると思う。

そんな時、アルカルイス雲台からスマホホルスターに交換するだけでスマホによる定点撮影が可能になる

製品紹介

小型三脚

メインとなる三脚はアルミニウム製でパンハンドルによる固定方式。

重量は約400gで抑えている。

脚も細いため、大きさは手のひらサイズの縮長は25cmと、折り畳み傘程度のサイズで収納可能。

ツーリングのバイクパッキングや、登山のウルトラライトパッキングなど、体積に制限のあるパッキングにおいてこの小ささはアドバンテージとなる

25cmまで小さくなるが、伸ばせば最大101cmまで伸びる。

成人男性の腰ほどの高さになるため、撮影も容易で様々な画角から撮影可能だ。

個人的に気に入っているポイントは「伸縮の容易さ」

足の先を引っ張れば伸び、たたきつければ収納可能。

「三脚の展開がめんどくさくて出さない」という悩みを最小限に抑えることができる。

カメラホルスター

登山にて一眼レフを持ち運ぶ人には胸を張っておすすめしたい商品。

ボタン一つで取り出し。収納時は溝にはめるだけで取り付け可能だ。

「ひもを首からかけているとカメラが振れて邪魔」と感じていた人は購入を勧める。

この商品の元祖はピークデザインというカメラ付属品において右に出るものはいないようなメーカーが出したものだが、2000円の偽物を三年間愛用している著者から言わせてもらえば「安物で充分」

予算がなく、ブランドにこだわりがないのであればamazon製品を勧めたい

アルカルイス雲台

この記事のミソといっても過言ではない。

アルカルイス雲台とは、つまみを回すことで板が稼動し、シューを挟む機構の雲台のこと。

言葉で伝わりにくいので、下の動画を参照していただきたい

この雲台のメリットは、規格化されていない多くの雲台とシューと互換性があること。

挟んで固定という単純な機構で固定可能なシューは多く、それでいて保持力も高い。

スマートフォンホルダー

三脚でスマホを固定するためのホルダー。

その汎用性の高さから、ダイソーでも購入可能。

側面と背面にネジ穴があるものがおすすめ。この二か所にあると縦構図横構図の両方でスマホによる撮影が可能。

著者は三脚なしでも撮影可能になると考え、写真のように脚がついているものを購入したが、横構図の時水平方向に撮影ができず、斜め45度上しか向かないことから、脚の有無はどちらでも構わない

課題

安定性不足

三脚の脚が細いため、安定性が足りない。軽量コンパクトの宿命ともいえる。

不安定な足場や、風には要注意だ。大切な一眼レフを壊しかねない。

風への対策は通常カメラの真下に石などおもりをぶら下げることで解決可能であるが、三脚の許容荷重をかんがえるとそれも厳しい。

足場やカメラ本体の重心を考えた安定性に注意することが重要だ。

許容重量オーバー

当記事で紹介した三脚の重量制限は800g。

著者は500gオーバーの、アウトドアに使用するには比較的重いレンズを使用しているためカメラ本体と合わせた重量は1000gと、許容重量をややオーバーしている。

しかし重量の問題で不安定を感じたことはない。

まとめ

様々な三脚や、撮影をサポートする道具を試したが、軽量コンパクトを重視したい登山や自転車において現状のベストであると考える。

安定性に課題が残るが、良策があればご教授願いたい。

登山や自転車旅における三脚での撮影において、同じような悩みを抱えた方の参考になれば幸いだ

こばたく

ちゃり旅登山スキーを生業とする社会人のフリした永遠のちゃり部員
自転車旅歴10年目 21カ国 47都道府県を放浪
世界一周”夢ラン“19482km /日本縦断/四端制覇/キャノンボール/エベレスティング
夏は山でテン泊 冬はFree styleテレマーカー
夢は奥さんと世界中を旅すること

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