2021.05.01
阿蘇▶鹿児島
夜中の4時にとんでもない嵐が来た。
目が覚めない方がイカれてるような、凄まじい雷雨だったので慌てて軽く外に出ていたものを撤収した。
テントは底が浸水。凄まじい雨だったこともあるが、そろそろ替え時かもしれない。
霧島神社
観光は早朝か夕方。人がいない時間に越したことはない。とはいっても、お参りしてそそくさと帰ってきてしまったのだが。
結婚安産縁結びの神様なのだが、この九つの能面の効果がユニークで惹かれてしまった。
9つの能面一つ一つに効能があり、ここの神社のご利益である良縁は口が開いた面と閉じた面を揃えることで効能が生まれる。
良縁を生むためには、他のふたつのご利益があいまみって生まれるものなのだろうか。
ここから霧島市街地までは時々天気雨に見舞われながらも比較的気持ちよく下った。
海岸線
霧島市街地を過ぎると門司から続く10号線に入り、ここから1本で鹿児島市街地を目指せる。
今日は計70kmしか走らない上に内半分以上は降り!楽勝楽勝!と、油断していた僕に天罰を与えたのはチャリ旅最大の敵、”風”
火に水は効果抜群という相性関係が現実世界でも存在するならば、まさに風はチャリ旅に効果抜群である。
向かい風に苦労しないサイクリストなど、足にエンジン搭載のドーピング違反で書類送検させていただきたい。
”僕もエンジンください。”
警察もびっくりの手のひら返しに逮捕する気すら起きないだろう
話を元に戻すと、この向かい風強風なだけでも十分効果抜群だが、特別ボーナスで海岸の砂が吹き飛んできて目が開けていられない。
先日の登山でサングラスをぶっ壊したことを悔いながら、目を痛めて進むのであった
鹿児島市
目に、大歓迎と言わんばかりに異物を取り込みつつ鹿児島市街地に到着。
市街地では否が応でもマスクをつけたくなる。
脇目も振らずかの有名なシロクマを喰らいに行く
天文館むじゃき
どこのコンビニでも売っているあの白くまアイス。
その総本店がここ鹿児島にあることはご存知だろうか
昼飯時なら人いないだろ!とタカをくくっていたら、ランチメニューすら提供していた。有名店に抜かりはないということか。
店内に座り、当たりを見渡すとカップル二人組が仲良く、量がそこそこあるレギュラーサイズをつつきあっている。
ここは紳士小林、冷静な判断でスモールサイズをお上品に食す事が紳士の嗜m..
”レギュラーサイズください”
お腹と心が真冬のように冷えきりました。さすがシロクマ。
(味は最高。練乳の量が絶妙で常に甘い蜜とふわふわかき氷を頬ばれる。)
いざ孤島へ
目的のフェリー乗り場は市街地から15kmも離れた場所にあった。冷えたお腹を摩りつつ、爆走することで身と心を温める。
検温をした人しか乗れない。素晴らしい徹底ぶりだ。
事前に電話したところ、自転車バイク合わせて一便で10台しか載せられないらしく、受付開始時間前に飛び込んだ訳だが、結局自転車は僕しかいなかった。
島にまともなスーパーが存在することすら疑わしいので、山のような買い出しとあかの巣窟となった身体を人間に戻し、乗船。
本日は条件付き運行。強風のため、揺れが凄まじいとのこと。
旅大好き小林、実は船酔いにめっぽう弱いという旅人ならざる欠点を抱え持つ。
生きて上陸することは出来るのか!?
次回!小林!死す!???