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【続き】
2日目の峠はここで登り切った。
これで、アウストラル街道の峠は全制覇
そこから下ることはなかった。ただし、
追い風の平地が始まった。
パタゴニアの風は北西からの風。
峠のてっぺんからオヒギンスまで南東に進む。
ラストはサービス区間ってわけだ。
はるかとおくだが、明らかに日本の鳥とは桁違いに大きい鳥が飛んでいるとわかった
コンドルだろう。
この国には多いのか、国鳥なのか、分からないが、街中でかなりの頻度で”コンドルが飛んでゆく”を聞いていたので、間違いないだろう。
サービス区間
低木の間を快走していく
木々が大きくなってくるとこんなこともあったが。
すり抜けて通ってあげた。
リオブラボー最後の池の脇を通っていく。
よく来たわね。
と言わんばかりにこっちを見てくる。
多分、迷子
アウストラル街道最後の休憩
粉ミルクでシリアルを食べた
湖の端から、南下していた道は北東に進む。そしてまた南西に戻ってオヒギンス村へ到着する。
ならば、湖の端から真っ直ぐオヒギンス村への道を作ればいいじゃないかと思うのだが、ここら辺に入江が広がっていて、その上流には川が続いている。
その川にかかる橋がその一箇所しかないので、そこまで戻らなければならないのだ。
何が良くないかって、その橋までは向かい風だということ。登りもあったし、最後はパタゴニア地方に苦しめられた
その橋をすぎれば追い風…と思いきや、森の中であまり恩恵は受けられず。
それでも徐々に近づく
アウストラル街道終点
そしてついに到着
あまり達成感はなかった。
今はとにかく、ウシュアイアに急いでたどり着く。
これ以上苦しんでほしくないから
ウシュアイアまではただひたすら進み続けるしかないのだ
このオヒギンス村からはフェリーでしかすすめない。
街の中心に観光センターがあったので、そこでフェリーの情報をえようとしたが、ちょうど閉店したところ。
スーパーで買い出しを済ませてチャリダー宿へ
Mosco
オヒギンス村へ入ってすぐ、左手に建つ大きな木造の宿がこのチャリダー宿になる
El mosco
キャンプ場 • 無線LAN
ge0://4GtoWHMUnO/El_mosco
チャリダー宿だというのが、お分かりいただけるだろうか。
急いで今日たどり着いたのは明日フェリーが出航するという情報を得ていたから。
チャリダーの人達なら情報を持っていると思い聞いてみたが、なんと明日は出ないらしい。
原因は強風
天気が良くても風が強いと船は出ないのだという。出航は不定期
ならなんでフェリーのスケジュールがネットに上がっているの??と突っ込みたくなる。
のちのち分かったのだが、あんなものはちっとも役に立たないらしい。
なら不定期だって書いてくれよな…
次の日出るかどうかの情報は毎日この村に二箇所あるフェリーセンターに訪問し、聞きに行かなければならないのだ。
そんなことで、明日は強制的に休息日にせざるを得ませんでしたとさ。
ちなみに宿といえどたくましいチャリダー達はみーんな庭でテント泊をしていましたとさ
※ドミで寝たのはバックパッカーの1人だけ