2021.05.03
淀川口▶宮之浦岳▶新高塚小屋
早朝の我が家(テント)を見ていただきたい。
絶景。確約された晴れ。数日前まではオール雨予報だったのにも関わらず、だ。
複数回来ている人ですら、口を揃えて”一日晴れた日がない”とおっしゃるこの島は、海外でも例外なく数多の晴れを呼んできたこの男のおかげで絶景の登山日和を迎えたのである。
今日からアマテラスの従兄弟を名乗っていこうと思う。
どうも。爆晴れでチョーシにのっている神様の血を引く者です。
宮之浦縦走
宮之浦岳とは、この屋久島最高峰の山であり、外周100kmしかないこの島で、1934mの標高を誇る、百名山のひとつにも数えられる山のことである。
この山を中心に、島南側の淀川口から、かの有名な縄文杉やもののけ姫の舞台となった場所を抜け、白谷雲水峡に降りる王道縦走ルートを歩いていきたいと思う
⚠️これからお話していくルートは通常登山口近くの淀川小屋に一泊し、計二日かけて歩くところです。
筆者は5500mの雪山にちゃりんこを担いでいくなど、最高にロックな訓練を積んでいるため強行していますが、良い子も悪い子も真似しないようにしましょう。
宮之浦▶淀川口
自転車は宿にお預かりいただいた。港の起点となる宮之浦から空港のある安房近くの合同庁舎まで高頻度で出ているバスに乗る。
その後合同庁舎にてヤクスギランドを経由する一日二便しか出ていないバスに乗り継ぎ、紀元杉まで。
そこから30分歩くことでやっと事で淀川口にたどり着ける。
淀川口の出発が11:00。こんな遅い時間に登山に出発するやつはいない。
つまり密を回避し爆走できるという、ご時世にあった戦略をとったわけである。
ここから自然を感じながら爆走していただけなので、屋久島中央にそびえる山々の大自然たちに語っていただくとしよう
淀川小屋脇の川。このような水場が多々ある 樹林帯を抜けた展望台がこの景色
宮之浦岳山頂
右も左も海が見えるだと…!??
山頂に立って最も感動したことがこれだ。
長野の山は周りの山々を眺めたり、圧倒的なアルプスの現実離れした自然を楽しむことに魅力を感じるが、この山は違う。
広がる低木。所々にある奇妙な岩。そして、見渡す限り海が見えるのだ。
西側にそびえるは永田岳。
ここから眺める日の出はそれはそれは綺麗らしい。非常に見たくなった。
子ども、同じフェリーに乗っていた人、面白い人とお話していく山頂を楽しんだ。
新高塚小屋
山頂から3.5km下ると現れる小屋。本日の寝床であり、到着した15:30にはまだ余裕を持って設営することが出来た。
ここで、ネパールで共に隔離されていた友人と合流。ちなみに屋久島に行くところまでは打ち合わせていた訳ではなく、まぐれである。
旅人同士は引かれ合う(ジョジョ風)
しばらく旅トークで盛り上がったあと、山頂で出会った人が夕日を見に行くと言うので同行。全く気が付かなかったが同じフェリーに乗り、しかも話した方だった。24歳にして記憶の低下が著しいな。。?
夜は友人が作りすぎてしまったというサバカレーを頂いたのだが、これが昼は爆走し、夕方は夕日を見て動き回っていた人間には絶品すぎた…!今度やろ