コロナ渦のお盆休み。
五月の荒波を乗り越え、鎮静化に向かっているようにも感じる。
とはいえ、この人が集まる連休で人が集まる場所に特攻するのは、某驚異的ウイルスさんを”ようこそいらっしゃい”と自ら体内に歓迎しているようなもの。
人が集まらず、旅欲求も満たせる場所。
この条件で計画したのが、
”軽量カーボンロードでアップダウンの激しい三陸海岸を縦断する”旅
そんな経緯があり、用事を済ませた10日に電車に飛び乗り、終電で松島に向かうのであった。
朝
松島から橋が伸びる福浦島に渡ってみる
ここには見晴台があり、焼島や九の島など、松島を代表する島を間近で眺めることができるとのこと
松島の展望スポットは四か所ある
- ①【東】大高森 /おおたかもり(壮観 / そうかん)
- ②【西】多聞山 /たもんざん(偉観 / いかん)
- ③【南】富山 /とみやま(麗観 / れいかん)
- ④【北】扇谷 /おうぎだに(幽観 / ゆうかん)
参考:https://gogo-miyagi.com/32#content_7908_0_5
が、実際よく見える場所はこれとは別に三か所ある。
内、最も市街地から西行戻しの松公園は、2016年に来訪した時訪れていたので今回はパスとした。
激坂を登るので、チャリダーはご覚悟願いたい笑
今回は北に向かうこともあり(前回はここからR4に向け輪行した)由緒正しい松島四大観のうち、唯一360度の展望が楽しめる大高森に行くことにした
が、北に進むほどガスが出てしまったので途中で断念した
北へ
今回の目的は、人を避けただひたすら走ること。
45号線をひたすら北上する
日が高くなり天気が好転
石巻市東日本大震災慰霊碑
あの石巻市の被害が記されている。
被災者の気持ちをすべて理解することは、実際に被災していない身としては到底不可能であるが、この碑に込められた想いは痛いほど感じた。
三陸海岸へ流れる川は全てコンクリで舗装されたおり、全て同じ川にしか見えない。
ここにも震災の恐ろしさを感じる
南三陸町
この街を”震災の被害が大きかった町”で完結させてしまうのはダメ絶対
と、南三陸を楽しんだ身として、南三陸の魅力を語っていく。
南三陸の魅力を一言でいうなら、”海の幸”である
所食事処松原
ウニが有名なこの街の定食屋で回線を食べないわけにはいかない。
しかし、ウニやクラは財布に一抹の陰りがある僕には気軽に手を出せる代物ではなく、海鮮丼と悩んだ末エビフライ定食を選択した。
内陸県民からすると、この弾力は未だかつて食べたえびを軽く凌駕した。
数少ない定食屋だけれども、店内から湾を眺めることもでき、おすすめの定食屋です。
三陸さんさん商店街
三陸の幸を食べたかったらとりあえずここに来ればよい
海鮮や土産を取り扱う商店街の中心地に自由に使えるのテーブルが並び、新鮮な海の幸をその場でいただくことができる。
三陸のホヤはよく取れる。今後どの町のどのスーパーでも見かけた。
震災前の三陸。
現在は数えられるほどの建物しか並ばない(市場を挟んで南側にはほぼ建物がない)様子と見比べると愕然とする。
写真展には入らなかったが、写真集を拝見させていただいた。
言葉で記すよりも、ぜひ現地で被災の写真や言葉から感じ取ってほしいと強く思う
【続く】