サイクリング部の活動は代々受け継がれる同一コースの活動になりがちだ。
七年も部活に参加していると、基本的に部で話に上がる場所で行ったことがない場所などなくなる。
しかし常日頃から自転車を乗り回している人は、そんな既成コースに縛られることなく、自ら行きたい場所をみつけ、コースを開拓する。
そんな優秀な後輩くんの出した活動が、丁度僕も行きたいと思っていたがアクセスが悪く後回しになっていた場所だったので、美ヶ原ヒルクライムレースで話したことを機に参加することにした
坂中峠
信州大の工学部キャンパスに集合し、まずは上越を目指す。
そのために越えるのが坂中峠。この日の獲得標高が1800mと分かっていたので、なかなかの高ペースで飛ばしている後輩を定期的に気にかけていたが、そんなもの無用の産物であったとのちのち気付かされる
上越
黒姫から爽快に下る。北国街道の道が悪いことだけは新潟県様の資産で何とかひび割れ等を修復してくださるとありがたい
405号峠祭り
同じ上越市でありながら、東側は打って変わって山だらけ。
東側に進むためにはこの小さな山々を一つ一つ越えていくしかない。基本的に405号。時々403号や357号を超えながら進む。
星峠の棚田
十日町にはいり、少し酷道(いけない、誤字ってしまった)から逸れると本日の主役、棚田
展望台からの眺めも圧巻だし、現役で使われている田んぼであることを考えると、例えば秋の実った稲穂など、異なる季節に来ることで違う景色を楽しめると感じた。
90km離れているが、到着したのがなんと午前中という驚異のスピード。後輩Oはえぇ
過ぎ行く時間を棚田をゆっくり眺め堪能した
国道との分岐のトンネルの名前が「峠」だったので、「なんて安直な名前付けたんだよwwww」なんてバカにしていたが、この地名が「峠」ということにこの記事を書くため地図を眺めていたら気づいた。
峠峠さん、すみませんでした。
松之山温泉
残り20km。ここまで来ればほぼゴール!
…と思っていたら登らされた。あるある
滝見屋
お蕎麦屋さん。人気で30分ほど待ってから入店
オーナーさんと特に息子さんが自転車大好きで、ずっと話していた。
松之山温泉センター鷹の湯
松之山温泉は日本三大薬湯のひとつで、大昔の海水が地熱で温められる古代湯。なので塩分を強く感じた。
源泉は90度近くあり、常に漬かり続けることはキツかったが、川を眺めながら入れる露天を話しながら楽しんだ
一番の棚田
風呂上がりの時間は五時頃。無風
ここから津南に越える峠から見れる棚田は観光地としてでは無く、まだ現役で活躍するものが空を反射しながら渓谷に存在するその景色に心奪われた
津南を眺めながらのダウンヒルも下りごたえがあり、とてもいい〆だった
総括
- 一押しの棚田は観光として手付かずの場所にある。
- 皆と走るランは時間があっという間にすぎる。とても楽しかった