4/24-25Kathmandu
国内線が停止されたネパール昨晩まではそれだけだった。感染者がまだ二人しかいないこの国でこれ以上の措置はないであろうと予想していた。
…しかし、今朝自体はさらに一変した
ロックダウン
都市閉鎖と言って、出歩くことを禁じられたのだ。
ロックダウン生活の始まり
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ホテルの屋上からシャッター街を見下ろすだけの一日。
初日はなにが辛かったって、
食べ物がないこと
泊まっていたマウンテンバックパッカーは普段は屋上にレストランがあるのだが、このロックダウンにより、医療従事者と警備以外の労働を禁じられてしまった。
よって、これだけ宿泊者がいるホテルの経営者も運営を放棄。金とってるくせに掃除もご飯の提供もしないのは如何なものかと思ったが。
この国は自分で料理するより食べに行った方が遥かにコスパがいいので世界一周してた時のように食料を備蓄していなかった。
よって急なロックダウン措置により食べ物がなかったわけ。
昼は同じ宿の同じ部屋。バングラディシュ人のサンギットからヌードルをもらってしいだ。彼にはこれからずっとお世話になることになる。感謝でいっぱいだ。
だが、結局夜の時間には腹が減る訳だが、暗黙の外出許可が出ていた4時をすぎても、一向に宿の玄関の鍵があかなかった。
宿の経営者はなにも仕事をしていないのに生きるための外出すら出来ないようにしているとか、なんでお前らに金を払わなくちゃいけないんだ!??くらいには切れていた。
宿泊していた人達に聞いて回って経営者の電話番号をゲットし、ようやく電話して鍵を開けてもらうことが出来た。
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この日の夕食はこのラジュというおじさんとその知り合いのおかげで美味しいレストランを知れた。その時食べたチョウミンは本当に美味しかった。
このお店と彼らとも、このロックダウン中特にお世話になった。
帰りには小さな商店でラーメンやスナックをありったけ買って帰った。
次の日から夜の外出許可の時間にはラジュに連れられて街を教えてもらうようになった。
外出可能時間を使って
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その外出のことをブラブラ(日本語)で表現するのが結構ツボ
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ひもじかった昨日とはうって変わり、美味しいダルバート屋も見つけた。郊外の全くレストランに見えない一軒家。警察の取り締まりも及ばないだろう。
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ある日はラジュの知り合いと3人で散歩したり
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新しい宿街を紹介してもらったりした
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ラジュの知り合いの家族と犬にあいに行き、よく話して餌をあげに行った。
タメルの中心"ダルバール広場"
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街の中心ダルバール広場では、暗黙の外出許可時間になると力車の人達が乗ってくれ〜!と懇願してきた。彼らも働けずお金が無くて困っているのだろう。
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これが中心の中心。ダルバール広場。知っている人ならわかると思うが、普段は五万と人がいるこの中心の広場に警察しかいない。当然、入場料を獲るべく歩いている警備員もいない。
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ヒンドゥー教徒がお祈りをするモスクにも誰もいない。ここには普段は1500もの人が礼拝の度に集まるそう。
本当!?と何度も聞き直したが、もし本当なら三密コンプリート待ったナシだ
世紀末都市
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ダルバール広場からホテルに戻る裏路地
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どこもシャッター街。人一人いない
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いるのは犬と
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ゴミを漁るカラス、それに鳩だけ。ゴミ収集車も機能していないから、外に出したゴミを回収に来るのはカラスと鳩だけだ
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数日経つと宿の東側の裏路地は早朝のみ半分強のお店が開くようになった。と言っても生鮮とミニショップだけだが、それでもありがたい限りだ。
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街の西側に流れる川は常に汚い。
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人と車が居なくなって街の中心にまで牛が出てくるようになった
一日に時間の外出のみの写真をあげているから充実しているように見えるが、一日のほとんどは宿で宿泊者とだべり、繋がらないWiFiを使ってネットサーフィンとブログをするだけ。
一泊200ルピーとはいえこの生活には疲れてきた…