ご無沙汰しております。
今回はこれからちょっとの間だけ旅日記を再開する試運転で共に世界を走ったオーダーメイドPanasonicフレーム、パーツは自分で全て選んだ世界に一台だけ、相棒そらをオーバーホールしたので記事にします。
旅が完結してから一年以上経つのでお忘れの方もいるでしょう。
この右の自転車がそらです。
世界一年間二万キロ走った後のそらはコンポーネント(自転車のギア等駆動部分)は全て交換必須と言われ、最後の飛行機輪行のときにエンド(ホイールが入る部分)が歪んでしまい二度と乗れないかと思われましたが、長野県伊那市のアトリエキノピオさんという凄腕のフレームビルダーの方がいらっしゃる自転車店で生き返りました。
その節は本当にありがとうございました。
またお伺いさせていただきます
死にかけの状態からなんとか復活を果たし、その後は大学生活の足としてそのまま使っていましたが、またこの子と共に旅をすることを決め、そらを一度全てばらして掃除し、パーツを交換する”オーバーホール”することにしました
オーバーホール前の状態。
細かく注目すると様々な部分がボロボロなのがわかります。
バーテープは中身が見えるほど擦り切れていました。
ここからバラしていきます。
①
②
あっという間にフレームとプラスアルファだけ
僕はこの状態をスッポンポンと呼んでいる。
全てが共に旅をしたパーツ達で外すのすら名残惜しかった。
フロントディレーラー(FD)は唯一状態が良くてかつ、このバンドタイプは調整が鬼のようにめんどくさいのでこのままにした。
そして世界中のホコリを浴びて汚いそらにはお風呂に行ってもらいます
ピカピカ✨
拭きあげてかわいたら、交換する新しいパーツたちをつけていきます。
全て買うと高かったので1番外側のアウターリングのみ交換したのですが、色の違いが歴然。
1年でこんなに色落ちするんですね…
種類も買えたパーツもいくつか。
ブレーキはダイアコンペのCR-Xを採用。
変速機はSTI(ブラケット一体型の変速機)からメンテナンスの簡易化を図るためダブルレバーを採用。
こちらもダイアコンペ製。
アトリエキノピオでおすすめして頂いたものを採用しました。ベテラン自転車技師のオススメとなっては外せません
ペダルはAmazonの中華製を使っていたのですが、フランスで止めていただいた自転車技師さんに
”ネジが外れないからグリスアップできないよ…”
と言われていたのですが、いざやってみると本当にできなかった。硬い、とかじゃなくて、ネジ山がなくてその場でベアリングのように回り続ける。
どうしようもないのでSHIMANO Saint pd80に変えました。高かっただけあってびっくりするほど踏みやすいです。
タイヤも込で総額約¥40000のパーツたちを組み上げていきます(高かった…)
①
②RD
③ブレーキ
ハブ(ホイールの軸)もグリスアップしました。ここが何度やっても慣れない…本当に苦手です。
誰かコツを教えてください
それでも自転車をいじっている時間は楽しくて、超朝型人間が気づいたら4時まで自転車を弄り倒していました。
なんだかんだで組み上がったそらがこちら
綺麗になりました✨
この後ボトルをつけているネジがネジ切れたり、ホームセンターに無いサイズのネジを紛失したりして学校の工場を駆使して直しました
工場の方にもお世話になりました(ピンとあってないぞ…)
MTBの知識はからっきしなので、タイヤはちゃり屋のアニキ(友達)オススメのMythos XCを選びました。
僕のフレームは会社に問い合わせても使用可能の最大タイヤ幅が提示されていなかったので、勢いでおそらく入るであろう26×2.1インチを購入したのですが…
ギリッギリでした
そして今回の行先に合わせたフォルムに変化したそらがこちら
さすがは相棒
どんな姿になってもカッコよすぎる…!
この相棒と共にヒマラヤを走ってきます!!!
(Ps.本当に行っていいのだろうか…コロナめ…と、ずっと葛藤してる)