Day145 信用
7/27
Zarautz
san Sebastian(donostia)
saint-peè-sur-nivelle
80km
【日本縦断の思い出④】
理由は2つ
①りんごパイが食べたい
②白神山地にどうしても行きたい
結果的には最高でした。
りんごパイを食べに行ったカフェで、日本縦断の話をしたら、オーナーのおばちゃんがお弁当といって、パイをもうひとつ下さいました。
夜暗くなってから北上。鯵ヶ沢で寝た海の駅で、朝韓国人のおばちゃんが山ほどの朝食を作ってくださいました。
このおばあちゃん韓国人と言いましたが、青森に住んで数十年。ペラペラになったのは、
"津軽弁"
日本語喋ってるはずなのに俺もわけわからないという。韓国語から地方の方便を覚えるってすごいよね。
白神山地は自然を見たいなら超オススメ。青池は本当に綺麗です。また、この付近には温泉も多く、不老不死黄金岬温泉は海を見ながら混浴に入れます。
たまんねぇな。
…でもぶっちゃけそれより南は新潟市まで何も無いです(笑)オススメできない^^;(山形ごめんw)
唯一の後悔
次行ったら絶対UHCCのみんなに会いに行く!
泊めてね♡飲み会しよ♡♡
十分に警戒していた。
しかし夜中に起こされた。携帯を見たいというのだ。
まず夜中に起こすことが不謹慎だし、そもそもこんな怪しいヤツにスマホをかせない。
起きないふりをしていたらテントを開けてきた。
貴重品が側にあったので思いっきり手を引っぱたいた。
それでも貸してほしいと言うので、監視しながら貸す。
返した時に人のFacebook開けてるって、怪しさしかない。
朝。
夜中に起こされるしまだ眠いしだるい。疲れていた。
近くのガソスタのトイレついでに顔を洗ってさっぱりするためにテントを離れた。
彼はまだ寝ていたし、トイレだけだったのでいいかと思いテントの鍵は書けなかった
これが命取りだった。
帰ってくるとこいつは起きていた。
この時おかしいと思うべきだった。
いや、思ったかもしれないが、何がやばいかなどは考えなかった。
片付けていると、コーヒーを飲みに行こうと言うのであと3分待って。といったら、そのあいだに買ってきてくれた。
ガソスタ併設のカフェは美味しかった。
そして飲みながらこう言われた。
"今月生活するお金が足りないから€80貸してほしい"
一応、どうやって返すの?と聞くと、送ってくれるらしい。
じゃあ連絡先は?というと、自分の電話番号もメールアドレスも覚えていないというのだ。
こんな大人がいるか。もし居たとしても、そんなろくでなしには貸せない。
断り続けたが懇願される。
じゃあ携帯充電させてあげるから。
と、充電してメールアドレスを書いてもらって送信するとそのアドレスは存在しない。
ねぇじゃねぇか(,,#゚Д゚)
といったら、携帯を二台持っているから午後には送るという。
ふざけないでくれ。そんな間違えたアドレス教えるやつにはかせない。
元から貸すつもりは無かったが、財布に金がないと見せようとすると、財布に本当にお札が1枚もなかった。
この時は昨日ハンバーガーを食べ、バルに2回言ったのでその時使い切ったと思った。
後々盗まれたか?と思ったが、レストランを疑った。
ちゃんとポケットに入れておけよ。と財布をポケットからだして注意されたそのとき、その財布から€20と€5がこぼれ落ちた。
それでも銀行に行って金を下ろそう。ついて行ってやると言うので、来月まで金は入らん。残高はZEROだと言ってなんとか断わって別れた。
おまけにこの人携帯の使い方も知らない。
本当に疲れた。
この出来事を反芻しながら乗っているとだんだん気づいてきた。
まず、レストランでは盗まれるわけがない。だって、いつも通り十分に警戒して、貴重品入れは抱きしめていたのだ。
こんなの盗み用がない。
そしてこの時はカードで払った。お兄さんに聞いて笑顔で答えてくれたから間違いなく覚えている。
その前の記憶を辿ると、昨日一度目のバルで瀬戸大也似のお姉さんに、€50札しかないけどいい?
と、聞いて笑って許してくれたのを思い出した。
そして二件目にそのお釣りの€20を出して、飲み代の値段を確認した。
つまり、今日今この場で手元に€35が残っているはずなのだ。お札が使い終わったらその時気づいて意識するはず。
そして思い出したのはあいつの財布から落ちた€25
財布から消えたのは€20.10.5
つまりそのうち2枚がこぼれ落ちたと考えられる。
財布をポケットから出しただけで札がこぼれ落ちるなんてありえないだろう。
ではいつ盗まれたのかと考えると、テントを離れてトイレに行った瞬間だった。
離れた時は寝ていたのに、帰ってくるとこちらを向いておはようと言われた。
おそらく金を盗めた興奮で寝たフリができなくて挨拶したのだろう。
全てが繋がった。
金はあいつに盗まれたのだ。
この推理をしながら完全に気落ちした。
まだ切り札ならあるけど
写真を撮るなと言われたが、すきを見つけて撮っておいたのだ。万が一いい人だったら思い出になるし。
そして、彼の名前はカンタード。
これは教えてくれたが、偽名かもしれない。
確信だったのは午後に送ると言われたメールも届かなかったこと。
怪しかったあいつだが、まんまとやられたわけだ。
ずっと警戒していたのにあいつの思惑にハマって体が煮えたぎるように、暑く、悔しかった。
この顔写真を持って警察に行っても、現金を取られたことなんて証明できない。どうしようもないのだ。
ただ、こいつは金をとる悪人だから気をつけてということしか出きない。
あまりに無力だった。
気落ちして進んでいたが、途中サイクリストがサン・セバスティアンまで引いてくれた。
やはりめちゃくちゃ早いので死にものぐるいでついて言った。
何とかちぎられずに到着できた。
ここはサン・セバスティアン西の世界遺産。
心もやられ、身体も疲れてもう動く気が毛頭しなかった。
ここで入ってきた速報で、僕の大好きなクリスフルームが前日のレースで失速し、優勝候補から脱落したらしい。
もう完全にメンタルが折れた。
こいつをただひたすら眺めてぼーっとしていた。
1時間半は眺めていただろうか。とりあえず誰かと話せば元気が出ると思い写真だけ撮ってもらうように頼んだ。
戻ると人の多い海岸が。
ああ。スペインらしい夏だなぁ。
写真を撮って眺めていると、おばあちゃんが撮ってあげようか?と言ってきた。
こんな笑っていなかった自分に話しかけてくれるスペイン人がいるとは驚いた
街の中心地までは綺麗な自転車道が続く
もう一つ、メインの海水浴場でリラックスしようと思った。
入口には彼。どうやって浮いているんだろう。
多分お尻の下になにか引いてあって…(ng)
正面のビーチからは旧市街地がよく見える
ビーチには綺麗な文字が。
砂が固いからこんな綺麗にかけるんだろうな
見ていたらうずうずしてきたので泳ぐことにした。
人口の浮島があってそこには滑り台や飛び込み台があった。
子供たちが飛び込んでいたとこでバク転して飛び込んだら拍手された笑
ちょっと気分良くなった笑
荷物を預かっていてくれたお父さんもいい人で、荷物をずっと抱き抱えていてくれた。
これ結構心配なんだけど、こーゆーの見るとほっとする
湖から上がって旧市街地バルへ行こうとすると大荷物のチャリダーがご飯を食べている。
これは間違いなく旅をしている!と思い話しかけると、案の定世界一周しているドイツ人だった。
彼はMichael
ドイツを発って2ヶ月。ほぼドイツ製の道具で旅をしていた。
シマノじゃん。帰ったら買うと思う。
もっと旅続けるなら絶対買う。
二台並ぶと強そうね。
本当に色々なことを話した。旅の寝床や道具、食べ物から休憩頻度…チャリ旅人らしい話をとことんした。
本当に楽しかった…
わからない単語があってもそれは意味何?と聞けるくらいになった。
こうなるともう無敵。
英語が勝手に出てくるくらいになっていた。
成長したなぁ。
3時間ほど話してしまった。急いでバルへ。
旧市街地は人であふれる
一件目はバースポーツというお店。
中に入ると
さすがスポーツバー!暫定一位のゲラントトーマスがあああっ!!と興奮していたのは僕だけでなく、中にいたお客さんはみんな釘付けだった。
日本もこのくらい自転車レースの魅力が普及すればいいのに。
ビンちょすが並ぶバーで注文したのは
フォアグラと
牛串!
このフォアグラはこの店イチオシメニュー。
こだわりから机には並んでおらず、注文すると温めて出してくれる式。
このうまさは言葉では伝えきれない。
口の中でとろけるという言葉が生ぬるいくらいにとろける。
数日経った今でもその味が忘れられず、口の中が物足りない感じだ。その位は満たされた。
伝わりきらないので、もう食べに来てください笑
何故か全員ちょっとの日本語を話せる。1人は大阪に住んでいたんだとか。
仲良くなったので、カウンターの内側に入り写真を撮っていただいた。
1軒目。最高のバルでした。またくる。
2軒目はお通しでパンが出てくる。トマトリゾットを頼むつもりだったが、時期で変わるらしく、いまはアンチョビらしい。
スペインでハマったサングリアと一緒に食べる。
これも感動するほどうまかった。
旧市街地最も奥の大聖堂。
食べ終わったら急いで出発。
20km走るともう国境が。
この川の反対側はもうフランス。
ついにフランスへ。
でもフランスの文字がない。感動が少ないけど、これでフランス入りです!
ツール・ド・フランス第21ステージスタート地点までもう20km
暗くなってきた。
5km手前のホテルでは
ツール・ド・フランスの護衛車!!!!
ツールの文字だけで大興奮。
このホテルをよく見ると、ツール関係者がたくさん泊まっていた。胸が高まる
もう真っ暗になった。
唯一のキャンプ場に泊まろうと思ったが、€20
貧乏チャリダーには泊まれない。
悩んで探した末、芝にキャンピングカーが泊まる場所が。
聞くとタダで泊まっていいらしい。
ここで寝ることにした。
明日はついに…
憧れのフルームが…
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