スペイン

Day138 闘牛TT

7/21

Toredo▶madrid

79km

彼女にポエムやめて!

と言われました。

文才皆無だから伝え方を勉強してこうなったんだけど…

いつの間にかポエマーになってたのか

ショックです。

ポエマー辞めます

昨日出発する予定だったのを夜景が見たいがために一日おくらせたので、急いで出発しなければならない。

僕は朝強いので予定の8時に準備が出来たが、まこっちゃんは朝が超弱い。

八時に起きたので結局出発は10:00

昨日遅くまで語ってたせいだ…すまない。

早く出たのは、既にこの日のマドリードでの闘牛のチケットを予約していたから。

そしてこのチケットはオンラインで入手出来る訳ではなく、市内の券売店まで受け取りに行かなければならない

予約したのは僕で、受け取る詳細のメールは僕が受け取っていた。

そこには10:00-14:00.17:00-19:00に券を受け取れると書いてあった

しかし、この時まこっちゃんが調べると"闘牛当日は15:00までに限る"と書いてあったというのだ。

僕のメールは最終日受け取り忘れないように最速のメールまで届いていたのでこれが正しい情報だと思ったが、万が一ネットの情報が正しかったら今回の闘牛はパーになる、

そして次の闘牛は一週間後。

つまり闘牛は見れないことになる。

そんなことになるわけには行かないので、超特急で進むことにした。

まこっちゃんは先に出たが、僕はこの街でどうしてもこの街をバックに自転車で走る動画を撮りたかった。

焦っていたものの観光バスが来たりして思うように撮影できず、結局街を抜けたのは11:00になった。

ちなみにマドリードまではトレドから80km

4h80kmで走らなければ闘牛は見れません!

闘牛TTが始まった

…といっても、超急いでいたので写真なんて取ってません。

前半登基調で"ガチでやべぇ"とおもったが、徐々に平地になり、30km/hの全力巡航

残り30kmの地点でまこっちゃんに追いついた。

気付かぬうちに抜かしていたと思ったが、こんなに追いつかなかったのには驚いた。

ロカ岬行った時は荷物なしであんなにへばっていたのに…

この二週間ちょっとで本当に強くなった。

爆速で漕ぎ続け、何とか3hでマドリードにたどり着いた。

 
さすがは首都。

交通量が半端なく、全然進めない。

しかし1hも時間が余っていたので精神的には余裕があった

街並みを眺めながら車の並に揉まれて進む
 

 
交差点の真横にメリーゴーランドってどゆことw

道を挟んで両側に噴水があった
 

 
片方は女性。お姉さんに見える。まぁよくある優雅な像
 
その反対側の像は
 

 
顔、直撃しちゃってるじゃんww
 
お姉ちゃんの真似したかったのかな?ww
 

 
政府機関の入口にはライオン二頭が警備していて
 

 

街一番の大きな広場には有名なおじさんがふたり。

似ているようでどこか似ていない。

個人的にツボだったのは暑すぎて赤いおじさんが頭はずして脱皮していたこと。

着ぐるみ精神が甘いな笑

他にもミッキーミニーやプーさんもいた

どれも似ていないw

マドリードに入って30分後、ようやくチケットセンターについた

平均速度は 
 

 
結構頑張ったわ

そしてチケットセンターに行くと

シエスタ(お昼休み)中だった。

ほら。メールがあってるじゃん。

他にも中国人の二人組が間違えてやって来ていた。

ネットにデマ流さないでくれませんかね?

こんなに頑張る必要なかったんですけど👊

この券売店を探すために、隣の飲食店のお姉さんに聞いた。

メールにはplaza del Carmelの中にあると書いてあった。

これはどこですか?と聞くと、正面と言われた。

正面にはオレンジ色のビル一件しかない。

あのオレンジ色の建物ね!

と聞くと、

あれは銀行だという。

ん??

今正面にあるって言ったじゃんと、思い何度も聞き返したが、やはり分からない。

英語は全て理解していると思う。

なぜだか分からず、闘牛のチケットを受け取りたいんだと言うと、レストランの隣の建物を指さした。

やっと理解した。

Plaza del Carmelは広場のことだったのだ。

笑いながらやってきたが、まさかのシエスタっていうね…

まこっちゃんが来て、昼飯を食べに向かおうとすると、日本語で話しかけられた
 

 
京都の英語教師ゆきさん。

生徒を連れて交流校とキャンプをしに来たという。

休憩をもらった2時間でビールを飲みながら休憩していた

日本を経ったのが四日前。つい先日京都の最高気温が40度を超えたばかり

この灼熱のスペインは涼しいという

日本、暑すぎだろ。避暑してて良かった。

十分暑いけど。

心ゆくまで話して、りんごや水までもらってしまい、話しているとさっきのお姉さんが水までくださった。

氷入りの水なんていつぶりだろう。美味しすぎた。

満足に話してお別れ。

隣のタコス屋さんが高評価なので行列に並ぶ

後ろにいた中国人観光客と仲良くなった

注文で拙いスペイン語を部分的に使ったり、教えてもらったりしたら気に入ってもらえたようで、名前を覚えてくれた。

そんなこんなで出てきたのがこれ
 

 
ぺこぺこのお腹に染み渡るー!!
 

 
んあーー美味!! 

チャンピオンとはマッシュルームのことらしい。

強そうだから頼んだんだけど強そうじゃないな笑

食べながら宿を取って、食べ終わってから移動
 

 
向かいのホテルの看板にはハトが装飾の一部になっていた
 
 
ホテルは2人部屋€30

明日は市内観光をしたかったため二泊したかった。

しかしそうすると土日に絡んでしまい、なかなかの高値。もしくは安いところは宿泊できない。

ので、一泊目はこのホテルの2人部屋に泊まり、2泊目はドミトリーに移ることにした。

そして、ホテルへ行くと、自転車は部屋に入れるしかないという。

しかし、二人部屋が思った以上に狭く、自転車をおけるスペースがなかった。

なので、三人部屋で€40で泊まってほしいと言われた。

まこっちゃんがこれをフロントに言われて自転車を見張っていた僕に伝えに来た。

旅をする中で最もけちりたいのが宿泊代の浮浪者チャリダーの僕には€20は許容できなかった。

一泊2600円になったら当初の2倍近い額だ。

見張りを交代してもらい、交渉に出向く。

自転車を立てれば二人部屋に入れられる!と伝えたかったが、自転車を入れさせてすらくれなかった。

そして受付の彼女は英語が話せない。

nonoと言われても、こちらの英語は理解してもらえない。

Google翻訳を使うもNOの一点張り。

それでも引けない僕は交渉し続けると、ホテル外にいたオーナーを呼ぶ事態にまでなってしまったww

スペイン語が離せず悔しかった僕は、彼女にまだ覚えていなかった11-15までの数字を教えてもらった。

16-19は規則的なのに、11-15は不規則って面白いよね。

楽しく話していると、オーナーがやってきた。

まこっちゃんが予約したので見張りを交代すると、結局、キャンセルが出たほかの2人部屋に€30で泊めていただけることになった。

オーナーさん本当にありがとう!!

こうしてオーナーさんと、彼女との間に友情が芽生えましたとさ笑

準備を済ませていざ闘牛場へ!

4km離れている上、街中で自転車は乗りたくないので電車を使う

チケット代がかかったが、片道€1.6

久々の電車。かつ都会の地下鉄に他人の目を最大限に気にして貴重品を守りながらなんとか到着。
 

 
これがラスベンタス闘牛場だ!

バルセロナでは市民の反対により、闘牛文化そのものが廃止されてしまった。

これだけ大きな闘牛場は残り少ないのではないだろうか
 

 
闘牛士の像。

かめはめ波打てそうでしょ?(笑)🌙
 

 
外の売店を見学し、近くのスーパーで買い出しをして、いざ場内へ!
 
多くの人で賑わっていた。
 
 
 
 
 
ここから闘牛のルールと流れについて説明していきます
しばらくして音楽が流れて牛が登場。

猛スピードで場内を駆け巡る
 

 
①爆速暴走マシン闘牛を初めに迎え撃つは4、5人の緑の服を着た闘牛士たち
 

 
ピンクと黄色の布を持っている。

彼らの勇気も素晴らしいのだが、技術的にはまだまだ未熟(◀何様だw)

避ける時に背中を向けて、盾まで逃げる時もある。

避けても、まだ闘牛慣れしておらず、交わすことで精一杯な様子。

それでも牛さんを翻弄する。
 

 
何人か金色の衣装の人もいて、彼らの技術は高い。
 

 
②おつぎに登場するのは馬に乗った金色の服・牧師をかぶったおじさん 
 

 
足置きの金属で挑発し、突進してきた牛さんの肩甲骨の間を槍で一刺しにし、一撃目を与える

といっても、槍は非常に短いもので動きはほとんと衰えない。
 

 
それでも力の衰えない牛は槍を刺されながらでも時に馬を倒すほどの力を発揮した。

このうまは目隠しされていて見えない。

いくら盾を着ているといっても見えない的に倒されるのは怖いよな…

③またしばらく緑色の初心者闘牛士が相手にしたあと、そのうちの一人が布と交換に槍を2本持って登場

その槍で
 

 
突撃してくる牛さんを
 

 
一刺し!

たまにミスして刺さらないこともあった。

成功するまでやらなければ行けないが、そもそも牛を何度も苦しめるのは闘牛の美徳に反するらしい。

点数が下がる

⑤もう一人白い槍を持った緑の服の人がもう一度一刺し

計4本の槍が刺さったところで

⑥黄金の衣装を身にまとった一流闘牛士の登場
 

 
彼らは緑の服の闘牛士とはレベルが違う
 

 
躱しは一度で終わらず、何度も自分の体の周りを突進する牛を華麗に交わし続ける
 

 
体の真横ギリギリで華麗にかわすのだ
 

 
やってこないのであれば牛を声で挑発し続ける

オマケに左手は腰。

胸をはり、隙をもろに見せる 
 
 
 
この二枚が本日のベストショット
 

 
何度やればここまで恐怖を克服できるのだろうか  
 
 
 
⑦牛さんが疲弊してきた所を休憩と同時に刺さる刀に持ち替えて
 

 
狙いを定め
 

 
うなじ目掛けて一刺し!

これがなかなか難しいらしい。

僕は進撃の巨人知識しかないくそオタクだが、見ていて思ったのは、一撃でうなじに指すのは非常に難しい。

というのも、うなじはおそらく極狭い範囲にしかないのだろう。

多くの人は一撃でさせずに何度もトライしていた。

しかし、先程も説明したように、牛を苦しめて殺すことは闘牛の、美徳に反する。

これも点が下がることとなる

しかし、一度動画を撮っていた時、その彼は一撃で50cmはあるであろう刀を剣のつばまで見事にうなじに沈めてみせた。 

もちろん、牛はその場で息絶える。

これには場内も大歓声

素晴らしい技術を見せた時にガチの闘牛マニアのひとは白い布をふる

⑧もしさしても仕留められなかった場合は初心者闘牛士たちが左右で布を振り牛の目を回らせる

目が回り倒れた牛はもう立てない。

その牛のうなじ目掛けて短刀を一刺し

牛は絶命する。

⑨立てなくなった牛を紐で結び

 
⑩馬3頭に引かれて闘牛場をあとにする
 

 
この一連の流れに点数をつけられる。
 

 
これを一日に6回見ることが出来る。(同じ人が出る時もあるので、後半はマンネリ化してしまっていたが^^;)

それでも一撃で仕留めた時や、牛が馬を倒した時の会場の盛り上がりは実に楽しかった。

スポーツと違い、ルールを見ただけでなんとなくは理解できるのがありがたい。

多くの人は観光客だし、実に楽しむことが出来た。

 

こいつがそばにいてくれたしね!
 

 
スペインビール最高じゃ!!🍻

裏方へ行くと牛の解体が見られるとあったのでいって見たが、見ることは出来なかった

代わりに、牛の飼育を見ることが出来た
 

 
地下鉄でホテルそばへ戻り、夕食は
 

 
バルという、スペインの居酒屋へ!

一件目のたこのフライは絶品だったァ!!

  

Googleにお安いと書いてあったが、超貧乏旅人の僕らにとっては高かったので、少なめにして節約し、2件目へ

El Tigreと言うバル。

ここでバーボンを1杯頼むと
 

 
ご覧のお通しが!!
 
しかもこれプラスポテトまで出てきた

これはタパスと言って、バルで出されるお通しです。そして場所によっては無料・もしくは飲み物いっぱいにつきひとつ無料の場所もあります。

なんでも昔市民活性のために国がタパスを無料提供することを決めたのだとか。

なんて素晴らしい制度!!

日本にも導入すべきだ!!

おなかいっぱいになって帰りましたとさ。

 

Ps.このふたつに行く前に、行こうとした場所が閉店だった
金曜にやってないバルがあるのは不思議

ならいつやっているんだっていう^^;

今度来た時はやっているといいなぁ

こばたく

ちゃり旅登山スキーを生業とする社会人のフリした永遠のちゃり部員
自転車旅歴10年目 21カ国 47都道府県を放浪
世界一周”夢ラン“19482km /日本縦断/四端制覇/キャノンボール/エベレスティング
夏は山でテン泊 冬はFree styleテレマーカー
夢は奥さんと世界中を旅すること

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