Day89 12時間の戦い

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5/31
これは僕の自転車歴史上最高に限界な12hの記録です

公園の茂み。微妙に該当が当たることでヘッドライトの明かりが目立たない場所。

6時からテントをたたむも、1人おじさんにバレてしまった。
…が、寒くなかったかい?
と心配してくれる。優しい人ばかりだ
レタスを食べやがった赤頭のかもは全然優しくない。群れで朝から騒ぐし、朝食をあさりに来る
お前達は焼いて鶏肉にしてやりてぇ。
この前レタスを食われたお返しだ👹
昨日路上で拾ったラバーバンドをDIYしてテールライトをキャリアにより頑丈に固定。朝食を食べて出発
30km進むとオーストラリア一来訪者数の多いNoosa国立公園に到着。
1番先端のhell head

トレッキングのルートも気持ちが良い

これはフェアリープールというらしい。
いまいち特別さがわからなかったが
ビキニのお姉さんが集まるプールだからフェアリープール?
(笑)
マーメイドプールの方がいいんじゃないかな?笑

戻ってリゾート地のNoosa beechでアイスを食べながら休憩

時間が無いのに気がついたら飛び込んでいましたとさ

なぜ時間が無いかというと

この時いたNoosa国立公園は木のマークのある右の岬。

 ここから目指すゴールまでは80km!
の予定だった。
しかし、よーくGooglemapを見てみるとtrailと書いてある。
この時1時半
いくら距離が短いといっても、トレイルを走ったら当然ペースは落ちる。80kmこいだら国立公園の森の中で夜を迎えることは必至だった。
明日の朝7:30どうしてもやりたいことがあるのだ。
その目的地はこのさらに上の岬
何としてでも岬のそばまで行かなければならない
ナイトランは覚悟の上で、ルートにtrailの文字のない最も西に迂回したこのルートを選んだのだ。
これが地獄の始まりだった

どこここ

ダートのジャングル登坂車線のはじまりだ。
ここから1.7km急坂警告看板でてくるし。
まぁいうほどきつくなかったんだけど。
Google先生を無視したことが仇になったんだとおもい、ここから従うことにした
これが全ての根源だった。
そしてGoogle先生のしめす最も遠回り西側のサンディーグレーと国立公園へ。
国立公園のハズレをはしり、いよいよ少しだけ国立公園に入るというところで道を見失った。

ダート

うそだろ!??
Google先生はダートだなんて何も言っていない
何も言わずにダートを出てきやがった
この時すでに5時
日の入りが始まる時間
しかしもしもこの道を走らないと大きく膨らんでさらに+50km
NOOSaからの走行距離が110kmになり、さらに到着が遅くなる。

見送るのはカンガルー二頭。

ほんとに行くの。。?
この写真を撮る前、そんな警告をするかのように親子カンガルーはこちらを見て佇んでいた
地平線。正確には木々の合間に沈んでいくオレンジ色の日を眺めながら出せる全速力で大きなつぶの砂利道を進んでいく。
道を間違えたこともあった。
 日が完全に沈み真っ暗の木々の合間を進んでいた時現れたのは
比較的走りやすい固めのダートを進んでいたはずなのに、突如現れた。
南米で体験するであろう川渡り。
それをまさか早くもオーストラリアで。
しかも初のナイトランで体験するとは
昨日洗ってピカピカになり、既に乾いていた洗濯物もこの時ずぶ濡れに
コンテンツ十分だ。
…とポジティブに思ったが、グレーとサンディー国立公園はこんなものではなかった。
ここからずっと高い高い気のあいだを進んでいく

この灰色のぶぶん。

砂だ。
それもオーストラリアの海岸特有の綺麗なサラッサラの砂。
この美しい砂にここまで恨みを持ったことは無かった。
自転車が進まないのだ。
押して歩くしかない。
しかもこの砂道に入ってから、曲がり道がないのだ。恐らく10kmほど、この砂道で押しては乗ってを繰り返した
普段は2灯体制なのに焦りでバッグからもう1つを見つけられなかった。
フロントライトは最高の400ルーメン
ヘッドライトも最高の明るさにして。
心が折れないよう厚着をし、アップテンポなアルバムを探したが、意外と入っておらず、懐かしの銀魂のアルバムをひたすらループして聞き続けた
息が白くなってきた。おそらく氷点下だろう。
野生動物と目が合ったら心が折れるであろう。できるだけ真っ直ぐ。ひたすら前を見続けた
そうしてやっと砂の道から外れた先で待っていたのは再度川渡り。もう何も動じない。
長ズボンが濡れようと、バッグが泥だらけになろうと。
もうそんなことを気にしていられるほど余裕がなかった。
またもやGooglemapの示すの示す曲がり角を見失った
地図の示す場所まで戻ると、どう見ても草木しかない。それも身長をはるかに超える3m程はあるであろう大きな大きな草だ。
よく目をこらすとあぜ道がある。車が随分長い時間走っていないことは明らかだ。
しかし行くしかない。
クモの巣にも何度も引っかかった。
草をかき分け進んだ。
残り5kmほどの地点。
今度現れたのは川だ。
川渡りではない。川の上流へ向かって歩く川登だ。
オマケに泥沼
なぜGooglemapはこれを道と呼んだのだ?
無事生きて出られたらGoogleに訴訟してやる。
よく確かめろ○ソがああああああっ!!!
そのくらいは思った

この泥沼。急いで足を抜かないと埋まってしまう。

縁の草を踏みながら進んだが、時にはタイヤ痕の部分が深く、自転車が泥沼に沈みすぎることもあった。
パニアバッグが完全に浸水。ウォンバットに、穴を開けられた食料庫のフロントパニアは完全にアウトだ
パニアの開け口の部分まで沈みそうな時もあった。あまりに深すぎると判断した部分では自分自身はタイヤ痕を歩き、自転車はあぜを歩かせた。
下半身はずぶ濡れの泥だらけだ。
時には倒木も現れた。
そうしてラスト2km
ようやく地図に戻りたい舗装路が現れだしたところでこの国立公園の集大成とも言える場所が現れた。
泥沼川×超高い草原×倒木
もう言葉が浮かばない。心と体の疲労はピークだった。目を開ける気力も残っていない。
大きなクモの巣に引っかかっても特に感情が生まれない。残る力を振り絞って進んだ。
さらに地獄を後押ししたのは食料問題だ。
昼間急いでいたので昼飯をnoosaで食べなかったのだ
買い出しは到着してからの予定だった。
しかしご覧の有様。
そのまま食べられる食料は国立公園の入口でポテチを食べきっていた。
この区間、ケチャップを飲み、乾燥麺をそのままかじり、しまいにはバターをかじってエネルギにした。
ケチャップが美味しくてしょうがなかった。塩分は全く足りていなかったのだろう。
そうして19:30
命がけの空前絶後グレートサンディ国立公園を抜けた。国立公園との仕切りとなる有刺鉄線がこれ程嬉しいと思ったことは無かった。
これ以上は進めなかった。
出てすぐの家の横のしばで宿泊することにした。
この時のんだホットココアは全てを温めてくれた。
しかし、それよりも、
電話するね!
とメールをくれた彼女の温かさはどんな飲み物やスープよりも暖かかった。
この言葉に冷えきった心と体がどれほど温まったことだろう
大事な人に、支えられて旅ができること。
それがどんなに幸せなことであるかよくわかった。
公園泊から始まった1日
120km 1000mup 12kmトレッキング
うち30Kmダート
トラクター痕・泥・氷点下・川渡り・川登り・泥沼・超高草原・倒木と戦い続けた
あまりに濃厚すぎる12hであった。

走行距離120km


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