屈斜路湖の温泉
屈斜路湖畔には西から東まであちこちに温泉が湧き出ており、僕が知る限り計四箇所で無料ではいることが出来る。
とはいえ源泉にも温度差があり、寒さが厳しくなってきた9月後半ともなると、入れる温泉は限られてくる。
その中でも特に暑い源泉が湧いており、管理人さんのこまめな管理により常に綺麗に保たれているのが、湖南側の「クッシャロ湖畔天然温泉」である
屈斜路湖畔天然温泉
早朝から湖を眺めながらこの温泉に入るだけで、疲れなど全て忘れてしまう。
この温泉はこの地のとあるおじいちゃんが個人で作ったものを無料開放してくれている。
その事を忘れて規定時間外に入るなどマナー違反をする人が多いらしい。
この温泉を今後も入れさせていただくためにも、当然の思いやりを忘れずに入浴していただきたい。
砂湯
屈斜路湖の東側に位置する無料温泉は、砂の浜に湧いている。
先述したように、九月後半は寒いこともあり、温泉に入れなかった。
また、砂湯と湖畔天然温泉の間に「池ノ湯温泉」という場所もあり、夏場はそこも無料ではいることが出来る。
川湯温泉
ここまで無料の温泉ばかり紹介してきたが、ここは昔ながらの温泉街。
幹線道路が交差する場所であるとはいえ、あくまで北海道。
国立公園にこぢんまりと古宿が立ち並び、中心には木に囲まれた湯畑がある
硫黄山(アトサヌプリ)
東に移動し続けると、ずーっと続く森の中の湖畔周回道路の先にもうもうと煙をあげる山がみえる
「山が生きている」と感じずにはいられない躍動感。
この辺り一体は世界でも有数のサイズを誇る「屈斜路カルデラ」の一部であり、現在も活動を続ける新しい活火山らしい。
この山に登ることができるなんて、次きた時登らない選択肢はないな。
摩周湖
川湯温泉の分岐から東に登ると、巨大なカルデラ湖である摩周湖がある。
湖の上に霧がかかる、幻想的な湖を見たことがある人がいるのではないだろうか。
この景色は条件が揃った早朝にしか見られないのだが、昼間も晴れさえすれば空の濃淡が湖の深い青色に寄与する「摩周ブルー」を見ることが出来る
カルデラだからなのだろうか。上りはめちゃくちゃ斜度がありキツかった
カルデラ湖なんて、このサイズのものが日本にあるとは思わないだろう。
この二日間は僕が道東に惚れた最大の理由である「日本離れした景色」をお見せしていこうと思う。