カヒョンリ▶大邱
戦いの始まり
朝。
起きれない
マジで身体が動かない。
動かすのはケツにほぼ水と化した”やつ”が迫ってくる時だけ。
必死にトイレに駆け込む。(この時、寝床をトイレの近くにしてよかったと心の底から思った)
朝6時。ラジオ体操(?)をするオジオバ様が集まる
8時。動けない。もう一度寝る
9時。テントが暑くなってくる。フライだけとる
10時。テントが暑い。近くの東屋でダウン
11時。座り込みながらテント撤収以外1歩も立たずに(立てずに)パッキング
12時。嘔吐。これによりやっと動けるようになった

決死の移動
道間違え…
一番余力があるスタート直後の20kmをルートミスで浪費した。
上手くいかない日はとことん上手くいかない。
旅なんてそんなもんなので、コンテンツを楽しんでいこう

各駅停車
時間は午後一時。
無駄な20kmにより残り少ないライフを更に追い込んで再スタート。
から意図せぬタイミングに\コンニチハ/しかける、前から出ろや!とツッコミを入れたくなるほど液体と化したさん達のとめどない攻撃に耐えつつ80km走りきるという絶望的ゲーム。
しかもホテルは予約済みでキャンセル不可というとんだドMプレイ。
この時初めて気づいたのだが、ペダルを踏み込む瞬間いつも通り腹筋に力を入れてしまうとさん達が\コンニチハ/しそうになるため、踏むこともNG(そもそも体調悪すぎて踏めないが…)
そんなこんなで、時速10km/h以下で全てのトイレに寄りながら午後一時から80km走行するという無理ゲーを強いられることになったわけだ。




マウンテンバイクに乗っている人たちが多い理由を理解した。
途中のコンビニでダウンしたり、近道したら信号多すぎて進まないといったことを繰り返したら午後4時。
この辺りから重いギアで膝死ぬこと覚悟でトルクをかけずに進み、ケツに負荷をかけない技を覚える
肩で呼吸をしながらも、電話で元気をもらい必死に進む




ホテルにたどりつけるなんて、午後4時時点では全く夢にも思えず、ホテルに着いた時割と泣きそうになった笑
しかも部屋はめちゃめちゃ綺麗ときた。
お腹は限界なので、そのままダウンし、眠りについた。
到着後すぐさま保険会社に電話して病院の手配をしていただいた。
その夜、間違いなく発熱していた。無事にソウルにたどり着けるのか…??