広島▶呉▶とびしま海道(岡村)▶宗方
昨日のお好み焼き屋さんでお話したおじさんが、有名パン屋さんの開発職の方で、彼が開発に携わったパンが大ベストセラーになっているとのこと。
隣に座っていた女性もそのパン屋の大ファンでこれは行くしかない!
…という名目の元10時まで宿でダラダラしていた。
いい平日だ。仕事しろくそニート。
広島アンデルセン
お伺いした話によると(歴史大好き稲葉さん談)発酵し続けてしまうパンを冷凍する方法を初めて作ったのがアンデルセンであり、パンをコメに負けない食材とするべく、その技術に特許をつけず世界に広めた人物らしい。
パンを広めるために金すら厭わない男。偉大すぎないか?
そんなアンデルセンの本店が広島にある。

開発者曰く、広島サワーブレッドという名物パンと、デーニッシュペストリーという、ベリーやピーナッツなど様々な果物などがのったお菓子パンが美味しいらしい。

高貴なお店に見えたが、良心的とまでいかなくとも、ひっくり返るほどの値段ではなかった。
ベランダの席で本を読みながらゆっくり頂いた。
https://www.andersen.co.jp/hiroshima/?utm_source=googlemb&utm_medium=organic
マツダ本社
マツダと聞いて”「ちゃり旅とびっくりするほど関係なくね?」と思うのは間違いないが、とりあえず聞いて欲しい。
”マツダ社員になろう”
いや、わかる。言いたいことは分かる。けどまだ待って欲しい。
とりあえず広島の地図を見てほしい

これから向かう呉は地図右下の呉線の先にある。広島市街地から呉に向かうには、呉線を進むよりも、海岸線を走った方が近いことは明らかだろう。
次にマツダ宇品工場の部分を拡大してみよう。橋が四本かかっていることがわかると思う。

まず僕は海岸線沿いを進むため、オサレなパンに腹を満たされた状態で意気揚々と仁保JCTと書いてある海岸沿いの橋に向かう。
”JCTと書いてある”
通れなかった。
我ながらびっくりした。当然すぎる。当時の僕はオサレパンに腹が満たされてジャンクションを理解できなかったらしい。
高速道路を前にちゃりは為す術はない。水を相手にした火よりもどうしようも無い。
しかたがないので目的地から遠ざかり、北上してひとつ上の橋を目指す。
今度はJCTなどと書いていないし、マップ上で黄色くなってもいない。白である。
Googleマップで白といえばあまり通行者が多くない。つまり小さい橋なので車があまり通っていない。すなわち歩行者専用まで有り得る橋ということだ。
通行できると確信を持って向かうと、そこにはゲートがあった。
「マツダ社員以外このゲートを通ることは出来ないんですよ〜」
そう語るのは優しそうな警備のおっちゃん。
「そうなんですね〜〜〜(!!!!!!!!!!!!!!!!!)」
括弧内はうっかり出かけた心の中の僕である。
結局南から3本目の橋を渡り、計5kmほど楽しい楽しい寄り道を楽しんだ。
マツダ社員になることで、「広島から呉に向かう時5km程近道をすることができます」
聞いて損したと思った方。
ほんっっっとうにすみませんでした。

次回、今日の本題です…笑