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Saint-peè-sur-nivelle▶espelette
27km
 
 
【日本縦断の思い出⑤】
そこから実家までは80km
修理のために一時帰宅も検討した。
 
が、持っている道具(タイラップとか)を駆使して何とかかけられるようにした。今思えば、帰らなくてよかったなぁ。
道具は壊れてもなんとでもなりますよ
 
 
テントから出て背伸びをしていると
 
 
目の前をBORAのトラックがとおりすぎる。
背伸びよりもよっぽど目が覚めた。一気にテンションMAX。
 
ネットで調べると、出走が10:30と書いてあったので8時にでた。
 
 
 
 
ボラ・BMC・ディメションデータ
名だたる強豪のバスが次々と入っていく。
 
写真だけ撮って過ぎ、目指す先は
 
 
王者Team sky!!
 
 
テレビで見たあのマシンが目の前で調整される。大興奮。雨が降っている中ずぶ濡れになって見ていた
 
 
ぼくの自転車を見て声をかけてくれる人も多い
 
藤井さんご夫婦。
昨日からレースを追っかけているんだって!
明日のパリゴールも観戦スるんだって!
 
 
昼前になるとたくさんのスポンサーかーが入場。
 
お祭りよりもずっとお祭りだ。
 
 
車から様々なものを投げてくれる
 
ガム・キーホルダー・洗剤・サイクルジャージやキャップまで投げてくれる。
 
 
車もこんな。この日のために作ったんだろう。
 
テンションハイで叫んでいたら沢山くれた笑
 
 
SKYだいすきなのでまた戻る。
 
 
トラブル時用の予備バイクまで全て隅々まで調整する。
 
総合タイムの遅い順に11:00からスタートしていた。
 
アシスト陣もそれはそれは強者だらけで、"その実績でアシストですか!?"みたいな人だらけ(というか、だけ)である。
 
よってみんな出走は後の方。
 
しばらく待っていると突然出かけていったのが
 
 
総合一位ゲラントトーマス
 
 
ロードレースを知らない人のために分かりやすく説明すると、現在のロードレース界の
クリロナのような存在だ。
 
 
 
テニスに例えると
グランドスラムで毎回一位をかっさらっているようなもの。
 
 
 
お分かりいただけたかな。
とりあえずめちゃめちゃ強いってことはわかっただろうか
 
そして僕はこのフルームが大好きで2016年の
ツール・ド・フランス優勝の決定打となったステージを見て彼に惚れた。
 
 
普通ーと思うかもしれないけど、だって、シンプルに強いってかっこいいじゃん?笑
 
そのあとアップに行ったのがエガンベルナル
 
 
彼のことはよく知らなかったが、この大会最後までよくエースを引っ張っていた。
 
調べてみると優勝経験もある。驚いたのが同じ年で誕生日は一ヶ月しか変わらないということ。
これでここまでエースに信頼されてるって…すごい
 
帰ってくるまでの間スタートしていく選手を応援
 
 
戻ってきてしばらくするとアップから二人戻ってきた
 
手振ってくれたああ😭
 
ずーっと張り込みしていたら気づいてしまった
 
 
整備士の足に日本語の刺青!!!!
もう1人もカタカナで書いてあった。
 
なんか。。日本リスペクトされてて嬉しいなぁ
 
 
ベルナルのバイク
 
 
スタート地点に戻ると二人の日本人と出会った。
あと十人であの人が出走だという。
しばし前の人を待つ。総合80-70位。多くの人は完走目的で流していた
 
そしてついにその時が。あたりもざわめき出す。
皆がカメラを構える。
 
 
ポイント賞の
 
 
 
 
あっという間に過ぎていってしまった。
目の前で世界選手権王者を見れるなんて…感動
 
 
スタート地点に戻るとウォントポウエルもスタートだった。
 
そしてまたSKYのバスに戻ると
 
 
アップから戻ったフルームの姿が!
 
チャンピオンチームは取材陣も多く集まる。
 
ここからウォーミングアップを始めたフルームが!!
 
 
 
 
なんて眺めだ!!
当然たくさんの人が集まった
アップが終わり、そのままフルームは行ってしまった…
 
夢にまで見たサインは貰えなかった…
 
まぁそりゃそうか。集中力高めたあとにファンサービスする時間ないよね^^;
 
 
入口近くでアップしていたのは総合二位サンウェブのトムデュムラン
 
 
これがトーマスのサポートかー
 
二位のトムデュムランが飛び出していき
 
ここから慌ててスタートに戻り、スタート近くの柱をよじのぼった。
上位陣の出走を見るためすごい人だかりだ。
 
一緒に柱に登っていた人が、~乗ってるよ!と言っていたのだが、誰だったか忘れてしまった…
 
 
全員が出走したあと、人の波にのっていると、
サガンを一緒に観戦したツアーの方々と出会った。
 
 
敬子さんご夫妻には色々教えていただき、お世話になりました。
 
 
街を抜けると渋滞が。
ほかの大通りを抜けたかったが、そこは封鎖されていた。
 
しかし、道はここしかない。
 
そう。
ゴールの
エスプレットまで選手を追撃し、
シャンパンを見たかったのだ!!
 
 
どうしてもみたい。
そこで、住宅街の裏路地を抜けて通行止めをかいくぐった
 
 
 
…しかし、その先7キロの所にも通行止めが!
仕方が無いので唯一あった他の道へ行くと
 
 
とんでもない激坂。
しかも自転車が全然進まなかった。
 
この時はお土産を買いすぎたと思っていたが、次の日見てみると、空気が一気圧も入っていなかった。
スローパンクしてた…
 
押すのも一苦労の自転車をもちなんとか登りきると今度はダート
 
 
西へ帰るお客さんが沢山。
道を封鎖されていて、これしかなかったんだろうな
 
通り過ぎる人達がみんな僕を応援してくれる。
押してくれたこともあった。
 
あるおじさんなんて、
 
"キンタナ!??"(強い選手)
 
と、真顔で驚いていた。
 
キンタナは水色のウェアを着た小柄な人。
たしかにあおいちびだけどこれはうれしいかんちがい  
 
 
このくだり切った先で観戦しながら飲んでいたお客さんにめちゃくちゃ歓迎され、一緒に写真を撮ったり、まるでトップ選手かのような気分だった。
 
 
自分も選手達が走ったレースの道を走る!!
 
 
それにしてももう撤収が始まっている。早くないか?
 
嫌な予感がした。
 
 
予想は奇しくも的中し、選手達は完全に去った後だった。
ステージも解体されていた。
作業があまりに早すぎる…
 
 
中心のホテルもこの装飾
 
 
選手は去ってもたくさんの人で賑わっていた
 
 
ここでもめちゃくちゃ話かけられた。
 
お店の人なんか日本語を話せて、おどろいた
 
休養日のはずだったのに、パンクしたチャリを押して激坂を登ったせいで疲れてしまった。一日中選手を追うのも体力使うなぁ
 
スーパーで買い出ししてから細い砂利道の先の高台で野宿することに。
 
 
 
 
早めの8時からもうお酒
このビールは先程話した飲みながら観戦していた方たちがくれたもの
 
 
と、スーパーで買ったツマミを合わせれば。
最高だァ
 
本日の戦利品
グレーのはTシャツ
ポンチョは藤井さんが、お土産と言ってくださった。
どう使おうかな…^^;
 
一番嬉しかったのは、スカイに張り込みしていたらくれたラバーバンド
 
しばらくつけて旅しよ笑
 
サーロインを焼いてビールと一緒に食う!!
 
良き一日でした