10/26
Puquio近辺▶huarracoyoc
120km2500up
山の中腹で寝ていたので、やることも無く朝8時には出れた
南米に来てからここだけは満点だ
しかし、昨日リチャージしたはずのスマホが今朝使えなくなっていたのは不可解
メールだけやたらいっぱい来たのだが、実はあんなミスに巻き込まれていたなんて…
その話はまた三日後のブログで
いつどこにいても何かの動物に見つめられている
追っかけてくるから犬かと思ったらまさかのヤギだった時もあった
奥に見える山の裾を進む間はまだまし。
先に進む道が見えるから
山の裏側に続く道は、奥の山が手前から見えないのて、毎回"ここで登り終わりだ"と思うのに、奥にさらにでかい山があって登らされる…の繰り返しなので辛い
アルパカ
湖が見えてくると、ひとまず無限の登りは終わり
大きな湖
本当は昨日進めたらここで野宿の予定だった
だって綺麗そうじゃん?
水地
宿泊 • 水地
ge0://kOM8eQG3_4/水地
まだ登り貴重だが、くだりも入っている
200mほど登って緩い上りになって…を繰り返す
湖はいくつかあったが、道からは離れていた
リャマばかりだが、のちのち知ることになるのだが、この湖、なんと綺麗なピンク色のフラミンゴが生息していたらしい!
近づいて探せばよかったなぁと後悔
雲が暑くなってきた
正面には黒い雲があるなぁと思っていた
そしたら
⬆お気に入りの写真
すごく分かりにくいけど、この地面の白い粒は
"雹"
言われてみれば確かにとても寒い!
痛い痛いと言いながら進む
空ははれてるのに、さすがアンデス。なんでもありだ
ここで一眠りした
トラックのあんちゃんに何度もクラクションを鳴らされてうっとうしかった
砂の上で大の字になって即寝できる
僕は自分のリズムでツーリングしていれば眠くなることは無いので、アンデスは相当体力を使っているんだなぁと気づく
時々隣をとおりすぎるアルパカや羊が物珍しそうに見ていく
久々に着いた街
小さい…
商店がふたつあるくらい
今日の目的地の街か!と思ったが、ここではなかった…
あと30km600mアップしなければならない…
クスコも近づいて…きてない
まだ200ちょっとしか進んでないのかよ…と、項垂れる
600mの登りがきいてしまった
いや、正確に言うとこの標高にやられた
4600m
ほんの僅かの上昇でえげつない頭痛が襲う
プラスここで現れた山下から吹き上げる爆風
チャリが倒れそうなほど強いのに、さらにその寒さが半端じゃない
手袋を出したかったのに、久しく使っていなくてこの前リマで身辺整理したときに取り出しにくい右サイドにしまっていて、その時の自分を酷く恨んだ
空気が薄いせいか手足の感覚がない
それに加えてこの爆風
自分が力を入れているのか入れていないのかもわからなかった
ただ入れても握れてはいない
ほとんどの人は行ったことがないと思うから、感覚がわからないと思う
4000mを超えると足に力が入らない
それ以下なら足に力を入れて進むという当然のことが出来ない
文字通り倒れそうだった
なんとかたどり着いたてっぺんで喜ぶ余裕もなかった
あとは下るだけ…
という直前のところで久々の野犬チェイス!
標高が上がるとほぼいなかったのにこんな所であらわれやがった
いつもなら
①石を構えていかく
②投げる
③ゴキブリスプレー
なのだが、そんな余裕が無い
いまは自分の全ての力と選択をペダルを回すということにしか集中できなかった
その時の僕の決断
あああああああああああああっ!!!!!
と、魂が叫んでいるかのような声を出し、限界からから120%の力をひねり出した
限界から野犬をぶっちぎってやった
☞後々これは自信になった笑
下りは力を使わなくていいのだが、いかんせん寒い
Huarracoyocの街が見えた時やっと安堵した
その反対側の街のハズレの
Tambo huray huma
個人宅かと思ったらホテルっぽい
なおここは道から見えず、道には看板なんてない
しかし
このお部屋を1人で使える
先人の情報によると、暖かいシャワーなのだが、それが出なかった時は絶望した
ついて見てみると気温は2℃
その中出てくる水は凍結寸前の冷水だ
意を決して浴びたが、本当に風邪をひくかと思った
毛布は3枚かけていたがまだ寒かった
ここのおっちゃんは本当にいい人だった
夜は街に行き夕食
部屋の鍵がないと言われ、そこにチャリと荷物全てを置いてきたので、盗まれるんじゃないかと本当に不安だった
帰ったらあったのでまぁよし
夜本当に寒ったのだが、ふと思った
風のない谷間の夕方の外気温が2℃
それでは突風に殴りつけられていた時と
寝ている時
一体何度だったんだろう…⛄️❄️