JAPAN 北信越

【佐渡】Day2-1 最強のスカイライン

2020.07.24

新穂▶大佐度スカイライン▶相川▶尖閣湾▶大野亀

朝。団体装備で運んできたバカでかい鍋を使ってラーメンを茹で、その中に昨日のあまりの海鮮を放り込む。

こんな男飯ですら美味なのは佐渡の海鮮パワーを感じざるを得ない。

海の幸よ。ありがとう

新穂ダム
めっちゃ見つめられてる…

この子ニュージーのオマラマのキャンプ場で出会ったトラによく似てるが、目を離した隙に海鮮のゴミを漁り出す。

トラと違って躾がなっていない。今すぐオマラマに行き、トラ師匠に教育をお願いしたいものだ。

大佐度スカイライン地獄

佐渡は中心地にポツポツとスーパーやローソンが点在する(全然ない)ものの、ひとたび北や南に旅立てばローソンおろかスーパーすらない。

事実相川から最北端大野亀までAコープが一軒あるのみ。

中心地にいるうちに補給食と持ち、うまい加工品を腹に詰め込んでいざスカイラインヘアタック

斜度が低いうちは棚田や街並みを楽しめる

前半は斜度も大したことない皆まとまって歌でも歌いながら走る。しかし僕らは事前に知ってしまったのだ…

13kmで900m登ることを。。

つまりヒルクライム開始時の緩斜面は今後の斜度が急上昇することを意味する。

そして国道から3km走ったころ、大佐度スカイラインが牙をむく

つらい
しんどい…
つらいつらい
……(無)
つらいつらいマウンテン
アヘーーー<(°∀。)
しんど

こんな本気の表情が見れる瞬間ってたまらなく好きなのでありのままを乗せておきますね

斜度のえぐさがミラー越しに伝わるだ府名阪ろうか

この斜面の凸凹はスリップ防止のためだろうが、自転車にとってはただ登りにくいだけの深いな穴でしかない。

僕の今回使用しているアルミバイクはギアをそこまで軽く回せるようにパーツ選びをしていないので、永遠に立ちこぎし続けることになる。

しんどくないわけが無い。

斜度17%の看板

後々ログを見返すと、最大斜度は21パーセントを示していた。フル装備は愚か、軽量ロードバイクですら登るような場所じゃない。

スカイラインの絶景

前半はずっと雲。午後から雨が降ることは知っていて、8割晴れろと念じながらも2割は晴れることは諦めていた。

しかし真の晴れ男は違う。

”ねぇ今から晴れるよ”

使用六年目。数多の土地を走ったSのマウンテンのキャリアは限界を迎えた(ネジが壊れた)

振り返れば見える両津周辺の街並み。

それは登れば登るほど広範囲がみれるようになる

スカイラインもっともお気に入りの一枚

体力の限界が近くなり、皆が自転車からおり、登山に切り替えようとしたその時見えたのはさらに広範囲に広がる佐渡の景色。

皆感嘆の声を上げ、残りの激坂に尽力する。

途中の展望台はコロナの影響で閉業。この時点では雲に突入し何も見ることが出来なかった。

晴れると北アルプスまで見れるらしい。

大佐度スカイラインはこの展望台から始まる。スカイラインといいながら激坂の上りから始まるのは腑に落ちなかったが。

しばらく走ると開けた。下界も多少見える。それにしても登りじゃないってなんて楽なんだろう

しばらく行くとようやく頂上に。人より多少多めに日本を旅していると思うけど、この登りは国内つらいつらいマウンテンランキング第一位に認定します

ニュージーの世界一の激坂35%がいかに恐ろしい斜度であるか実感する

ハロも見れた

そしてその坂を登りきると…

頂上に到着!

大佐度スカイラインの看板が!ようやくてっぺんだ!!

このヒルクライムで僕ら四人は多少の登りで音をあげない強者に成長したのであった…

【続く】

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