野宿のやり方を覚えて、宿泊費を節約したい!
でも野宿って逮捕されたりしない??大丈夫なのかな。。
どんなところでも宿があるところに辿り着けるわけがない!自転車旅故の醍醐味、野宿。
※一部個人的主観を含みます
今回は日本縦断では全夜野宿、世界一周中も週6の野宿を貫いた生粋の浮浪者、こばたくが野宿におすすめの場所や、必要な道具など、野宿の全て紹介します!
結論から言ってしまいますが、野宿ok!な場所があるわけではなく、かと言って法に触れるわけではないけでもないグレーな部分が多いのが現実です。
この浮浪の達人のノウハウも、お国の権力に消されたら見れなくなります!そうなる前にぜひ読んでおきましょう!
先ほども言ったように野宿はグレーな部分が多く、間違えれば黒に触れてしまうリスクもあるのが今の日本の現実です。
やる時は旅人の絶対ルール ”自己責任”でお願いします、、!
記事の一番最後に、一番大切な”野宿の考え方”について記載しています。
野宿を決行する方は、ぜひこの記事でノウハウを身につけた後、考え方まで覚えていってください〜!
目次
場所選びのポイントと探し方
野宿をはじめるにあたって、一番大切なのは場所選びです。
と言うことで、まず初めに野宿をする上で快適な場所の選び方をお教えします!
おすすめのアプリ
野宿場所探しはアプリでできないのかな?
完璧な場所が探せる最高のアプリがあるよ!
野宿の場所探しは、Googlemap一択です。
理由は、先ほど公園で泊まる際のポイントで説明したように、マップアプリの中で情報量が多いことと、Googleアースという衛生写真で現地を写真で確認することで、事前の情報収集が完璧になり、せっかくの場所に行ったのに寝れない、、ということがなくなるからです。
屋根がある
屋根の下で寝れるだけで、安心感が違います。
突然雨が降っても濡れることがありません。
真っ黒な星空を眺めながら眠るのも乙なものですが、不安が勝る時もあるものです。
東屋や道の駅の施設の屋根下など、屋根がある場所を選べると良いでしょう。
公園の東屋の有無は、Googleアースという衛生写真に切り替え、確認すると良いです。
Googleマップのマップ表示を切り替えることで確認できますよ
その建物が東屋か、倉庫やトイレかわからない、、
と言う場合は、ストリートビューを用いて、道からその建物を確認しましょう。
温泉の近く
今日は汗かいたから温泉に行きたいな、、
そうじゃなくても、毎日お風呂に入るという当然のことをしたい人は多いはずです。
でも、温泉に入ってから寝床が遠かったら、そこまで自転車に乗ることでまた汗をかいちゃいますよね。
よって、温泉と寝る場所はセットで探すと良いでしょう
これがなかなかめんどくさいから、セットになっている可能性がある道の駅などは超!おすすめだよ!
自転車を目から離さなくて良い場所
簡単に言うと、自転車で中に入ることが禁じられている場所は避けるべきです。
理由は、野宿ができる場所は夜比較的治安が良くない場所でもあるので、ロードバイクなんて格好の獲物です。
※自分が一番治安を乱しているのですが、、、
防犯のために、自転車を目から離さない場所を選ぶようにしましょう。
景色が良い!
どこでも寝れる、野宿という行為の強みを活かし、景色の良い場所を選びましょう!
トイレや屋根はなく、快適からは程遠い場合が多いですが、人里から離れている場合が多いため、早めに寝床に入れるというメリットもあります。
朝テントから出た時に見える景色には、野宿をしていてよかった、、!と思わされますよ。
このような場所には水もトイレもありません。
水と携帯トイレを持っていくようにしましょう!
野宿のルール
初めにも言ったように、野宿という行為そのものがグレーゾーンです。
それをよしとしない人は少なくありません。
でも自転車で移動している以上、毎日宿に辿り着けるわけでもない、、
やると決めたのであれば、絶対に!他の人に迷惑をかけない野宿を徹底しましょう。
遅い時間に行き、朝は早く出る
人の迷惑にならない時間に行き、人が来る前に去るようにしましょう。
あくまで、本来の使い方をしている人を優先すること
当然ですが、この謙虚さを絶対に忘れてはいけませんよ?
6時半をすぎると、ラジオ体操が日課の皆様に囲まれますよ
住宅街は避ける
住宅街は避けましょう。
少しの物音が、他の方の迷惑になるからです。
自宅で寝ようとしたら、家の近くを汗だくの汚いやつがうろうろしているって嫌ですよね?
そんな場所で寝ようもんなら、大抵不審に思った方に通報されます🚨
日本国内であれば、人気のない場所を選んで野宿すべきです。
おすすめの野宿スポット3選!
実際にどんな場所がいいんだろう
ここからは、野宿をするにあたりおすすめの場所を紹介します。
道の駅
日本を旅する人が最も多用場所。それが道の駅だ。
ほとんどの場所がきれいに整備されており、トイレがあります。
稀に温泉すらセットな場所もあり、夜に必要なものが揃い踏みなのが道の駅です。
基本的にはまず道の駅を調べて、距離や場所的にいまいちであれば、そのほかの選択肢を探すのが無難でしょう
泊まる場所も、人がよく行き来する場所や、人の目のつく場所
泊まりやすいと言っても、公に認められているわけではない。あくまで公的利用をする方がいなくなった夜中に行くべき
どこの道の駅でも泊まれるわけではなく、宿泊禁止と明言されている道の駅もある。Googleマップの口コミで調べてから行くようにしよう。
また、都会の真ん中にある道の駅は、街中に駐車場と建物しかない場所が多い。
そんな場所で寝るのは人目について仕方ないので、避けるのが無難でしょう。
公園
道の駅の次にグレーゾーンの中でホワイトよりの場所は、公園だろう。
トイレがあることと、東屋という太陽や雨から避けるための建物がある場所が場所がおすすめ。
トイレと東屋の有無は、Googleアースで確認すると良いです。
確認方法はこちら に記載しています!
避けるべき公園三選
公園が二番目におすすめの場所と説明しましたが、泊まることをお勧めできない、もしくはそもそも泊まれない公園も存在するので紹介します。
①住宅街のど真ん中にある公園
住宅街のど真ん中に公園があることも多いが、そのような場所は割けるべきです。
物音が住民の方に聞こえやすく迷惑になることもあります。また、不審に思われた方が通報されることも。
②運動公園
また、運動公園も避けるべきです。
東屋やトイレが多く非常に快適なのだが、巡査員の方がいらっしゃる場合が多く、追い出されることがほとんどです。
疲れ切って眠っている夜中に起こされて怒られるなんで、嬉しい人いませんよね?
③夜閉まる公園
夜閉まる公園もあります。当然、夜眠ることはできません。
そのような公園は多くないが、Googleマップの口コミに書いてある場合が多いので、避けるべきでしょう。
景色の良い場所
先ほども説明したように、景色のいい場所で寝ることは野宿の特権でもあります。
具体的には、山の上のひらけた場所や、沢沿いのテントが建てられるような場所になるでしょう。
トイレや屋根はなく、不便ではありますが、それを超える思い出に残るような景色が待っていることもあります。
その他
便利さだけで言えば、基本的には先に紹介した3箇所のうちいずれかを選ぶのが良いでしょう。
ただし、道の駅も公園もも景色ない。また、異なる要素を楽しみたい人にはこちらの場所を紹介します
川沿い
川沿いは平坦な場所も比較的多く、人里離れた場所であればあるほど、自然がきれいであることが多いです。
また、こちらもグレーゾーンですが、焚き火をすることもできます。
夏場にBBQをするような人がいるような場所であれば、問題ないでしょう。
橋の下であれば、雨も凌ぐことができます。
ただし、虫が多い場合が多いです。テント等虫除け対策は万全にしましょう
バス停
こばたくは日本ではやったことがありませんが、バス停で寝ている方もいるようです。
ただし、本数が非常に少なく、近くに何もない北海道のような場所に限定されます。
トイレや水がある場所でもない、公共の場所なので、個人的にはおすすめしません。
野宿に必要な道具セット3選
せめて野宿という行為を快適にするために必要な道具があります。
その種類はある程度限られているので紹介します
①テント+マット+寝袋
王道のセットです。
キャンプができる道具をそのまま使うだけです。
②マット+寝袋
こばたくが所属していた部活では、通称「しゅらぽん」と呼ばれていました。
屋根がある場所で野宿するのであれば、マットと寝袋さえあれば寝れるじゃないか。
そういう考え方です。
テントがないだけで、費用面も持ち物もかなり少なくなりますね。
また、撤収が超早いので、朝早くに出る必要がある野宿にとっては大きなメリットになりますね。
デメリットとしては、寝ているところが人目につくのでプライベートなど一切ないことと、蚊など虫に襲われたらマジで眠れないところです。
③ハンモック+タープ+寝袋
柱2本さえあればどこでも寝られるスタイルです。
タープもセットで持っていけば、雨が来ても問題ありません。
ハンモックの上から寝袋を入れると、お尻や背中を蚊に刺されて大変なことになります…
寝袋はハンモックに通るように入れると蚊に刺されないのでおすすめだよ!
おすすめの野宿道具
野宿という浮浪者じみたことをやるとしても、道具が良ければその分快適になります。
ここでは浮浪者歴10年の生粋の浮浪者が、おすすめの野宿道具を紹介します。
寝袋
寝袋は断然ダウンが入っているものをおすすめします!
通販でよく見かける安い寝袋は化繊でできています。
化繊は保温力も不十分で、かなり大きくなります。
自転車で持ち運んで寝るには、持ち運び快適はともに苦労するでしょう。
ダウン製の寝袋はお値段が張りますが、機能性が高い寝袋は限られているため、一度買えば買い換えることなく使える逸品です。
寝袋がないと野宿は始まらないので、絶対に買ってください!
寝袋の性能の見方
寝袋には、寝袋にしかない機能性の見方があるので紹介します。
ぜひ自分が欲しい寝袋の性能チェックの参考にしてください!
x00
商品名についている三桁の数字は、ダウンの軽さを示しています。
簡単にいうと、数字が大きいほどダウンがふわふわ=軽いです。
初めての寝袋は650-800のものを買うのが良いでしょう
最高品質の900は値段が超跳ね上がるよ、、、
コンフォート
寝袋には温度表示が二つ書いてあります。
温度が低い方が、コンフォート温度と呼ばれるものです。
和訳した通り、「快適に寝ることができる」温度です。
初めの一つは10度前後が良いでしょう
それより暑いと使えないの?
と思うかもしれませんが、そんなことはありません。
ほぼ全ての寝袋は頭から足先までチャックがついており、広げて掛け布団のように使うことができます。
暑い時はチャックを活用しましょう!
リミット
二つ書いてある温度のうち、低い方の温度がその寝袋が使える限界の温度です。
この温度を下回る場合はその寝袋では寒さに凍えてしまうということです。
冬に眠るときは、ダウン量が多い=より暖かいものを買う必要があるってことだね!
おすすめの寝袋一選!
こばたくは直近6年はモンベル製の寝袋を愛用しています。
安価でありながら、かなりコンパクトになります。
暖かさに応じて5種類から選ぶことができますが、初めの一つはコンフォート;10℃、リミット;0℃の#3にしましょう!
マット
地面の上で眠るためにはマットが必須です。
マットの種類
マットには大きく分けて2種類あります。
好みに応じてつい分けるようにしましょう。
フォーム材入りマット
ウレタン製の、保温効果のある広げたらそのまま使えるマットです。
巻いて収納するタイプや、折り畳んで収納するタイプがあります。
メリットは、広げたらそのまま使えるため、使うまでに労力がかからないことや、ちょっと使いたい時にもすぐ取り出して使えることです。
デメリットとしては大きく嵩張りやすく、比較的重いことです。
嵩張りやすい点に関しては、自転車の荷台に乗せたり、リュックの上に外付けすれば気にならないよ!
エアマット
空気を入れて膨らまし、プールに浮かべるボートのように使うタイプのマットです。
保温剤が入っているタイプと入っていないタイプがあります。
保温剤が入っているタイプは、抜群の寝心地を誇りますが、コンパクトになりにくいです
保温剤が入っていないタイプは、手で握れる程度にコンパクトになり、軽量ですが、プールに浮かべるボートのようなぼこぼこがあるため、苦手な人には眠りにくいと思います。
おすすめのマット4選
フォーム材入りマットおすすめ2選
サーマレストのZライトソルというマットは、登山界隈では言わずと知れた名作と呼べる逸品です。
寝心地と軽量製のバランスが非常に良いです!
amazonに1000円程度の似たような商品がありますが絶対にお勧めしません!
私も実際に購入し使用しましたが、数回使用しただけでヘタり、地面で寝ているような状態になりました。。
機能性を多少捨ててでも、少しでも軽くてコンパクトなものを使いたい!
という猛者は、エバニューのロール式のマットをお勧めします。
100cmと短いものを使う場合、足の下にはマットがないので、服やリュックなど、異なるものをひくと良いでしょう。
エアーマットおすすめ2選!
エアマットを使用する場合、快適性を取るか、軽量製を取るかで大きく分かれます。
サーマレストのプロライトは、暖かさはこの記事で紹介するどのマットよりも上で、マットの厚み、横幅すべてが完璧です。
その分値段も高めですが、寝心地重視ならこれがベストな選択!
軽量コンパクトを重視したい、、!
という猛者はモンベルのULコンフォートシステムエアパッドをおすすめします。
この記事で紹介しているマットの中で圧倒的に小ささを誇り、収納時には片手のひらで掴める程度の大きさになります。
こばたくもカーボンロードバイクのバイクパッキングで出かける際には、このマットを愛用しているよ!
テント
テントの種類2選
テントは覆うシートの枚数によって大きく2種類に分かれます。
※今回はキャンプ用の利便性に全振りした大きく重いキャンプ用のものではなく、持ち運びが容易なテントに限ってお話しします。
ダブルウォール
最も王道なのはダブルウォールと呼ばれるテントです。
室内を作るシートが二枚で形成されているものを指します。
ざっくり1.0kg以上の重さがあるモデルであれば風にも強く、室内の結露もしません。
デメリットは機能性においてはありませんが、これから紹介するシングルウォールのものと比較すると重いです。
一般的に1.5kg前後の重さだと思って良いでしょう
シングルウォール
シングルウォールと呼ばれるテントは、室内がシート一枚のみで覆われたものを指します。
とにかく軽量で、最も軽いものだと630gという重さを誇っています。
また、しまうシートが一枚のみなので、比較的撤収も早いです。
デメリットとしては、テントの内側が酷く結露することです。
山も上など寒い場所では室内がびちゃびちゃになる程だそうです。
結露がひどいことから、軽量さを考えてもシングルウォールは大きなデメリットを抱えているかつ、最近はダブルウォールでも軽量なテントが多数出てきていることから、こばたくはダブルウォールをお勧めしています。
おすすめのテント2選!
耐久性と快適性を兼ね揃えた上で、山岳テントの中では軽量の部類に入る、1.5kgのテント。
それが、モンベルのステラリッジです。
これまで3種類のテントをしようしてきましたが、いまだに欠点がないと感じるテントはこのステラリッジ一択です。
世界一周で1年間週6回使用し、浸水することのなかった実績付きの最強テントです!
一つはこのテントを持っておくことをおすすめします。
↑フライと本体は別売りです!セットで購入するようにしましょう!
軽量なものを使用したい場合、アライテント(通称ライペン)のSLソロをおすすめしています。
このテントは自立式(ガイドで固定しなくてもテントが立つ)の中では最軽量クラスでありながら、日本の世界に誇るテントメーカーのアライテントが出しているテントです。
軽量なテントは生地が薄いため、必ずグラウンドシートを引くようにしましょう!
生地が破れますよ!
ツェルトという選択肢
しゅらぽん(マット+寝袋)をメインで寝るから、テントはもっと軽いものがいい
という猛者は、ツェルトという選択肢も良いでしょう。
ツェルトとは、山で非常時に用いる非自立型のテント、防寒、タンカでの輸送等様々な役割を持ちます。
快適とは程遠いですが、隙間も多いため、結露もシングルウォールのテントよりは防げます。
設営に技術が必要ですが、慣れれば様々なことに使える逸品です。
ポールがないこともあり、わずか230gしかありません
おすすめのハンモック&タープ
まだ実際にハンモック+タープのスタイルで宿泊したことがないので、山で出会った人や、ネットの情報から個人的に気になっているものを紹介します!
今一番気になっている宿泊スタイルなので、早く購入してレビューを更新したいです!
↑ハンモック泊は蚊の対策が必須のようです。
ハンモックの中にシュラフを入れるため、外側につける蚊帳がいいなぁと思っています
野宿のやり方 まとめ!
いかがだったでしょうか。
野宿のやり方や場所の探し方、必要な道具は理解できましたでしょうか。
ここで、この記事で紹介した内容を振り返っておきましょう
タップすると、その説明が読み返せるよ!
場所選びのポイントと探し方
野宿のルール
野宿に必要な道具3選
最後に...
最後に、野宿の考え方について覚えておいてほしいことがあります。
はじめに行ったように、野宿はグレーな部分が多いです。
公園や道の駅等公共の施設で宿泊することを禁止と明記されていない場所がある理由には、この公園でそんな浮浪者じみたことをやられるなんて思っていなかったという理由もあるかもしれませんが、
「旅という目的に挑戦している人を、応援したい」と言う気持ちも捨てきれないと言う理由もあるのかな、と思っています。
ここが旅するみなさんに一番覚えてほしいことです。
旅をすることは、偉くもなんともありません。
自分の行きたい場所に、自分が選んだ手段で、いろんな場所に出向いているに過ぎません。
ちょっと過激かもしれませんが、そんな好き勝手やっているだけの人間を応援してくれる方がおかしい。くらいには思っています。
これを伝えたかった理由は、このブログに辿り着いて旅に興味をもった/旅が好きな、みなさんには
自分は旅を頑張っている。だから多少の優遇はあるだろ?
のような驕りを微塵ももってほしくないからです。
旅は自己責任です。
自分の決断は自分で責任を持つものです。
そして、その決断はルール上でとどめなければなりません。
グレーゾーンの野宿は、そのルールから乗るか外れるかの判断が難しいところです。
野宿を決行する時は、あくまで ”謙虚に”
そのグレーな行為をさせていただいていることを自覚しながら、あくまで運動等本来の目的として使用されることを優先して、誰にも迷惑をかけずにやるようにしましょう。
この旅人としての謙虚な姿勢の積み重ねが、あなたをかっこいい旅人にしてくれますよ