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Muktinath-Tatopani
74km
昨晩あれほど体調が悪かったのに朝起きるとケロリと治っていた。
僕はこの↑タイプの人間なのではないだろうか。なんか食えばどんな状態も治る。
一年前に自転車事故で背中が半分なくなった(すりおろした)ことで手術になると言われたが、医者もびっくりの回復力で手術すら必要なかった。
バカにつける薬はないけどバカは薬すら要らないみたい。
さて、そんなジャパニーズモンキーには共に旅する相棒がいてだな。
ここまではただのお荷物だったかもしれないがここからはちがう。
僕とそらは足し算ではない。2人で何倍もの力を生み出せる(親バカ)
そのためには愛情込めたメンテナンスが必要だ
オイルを指し、緩んだネジを絞め戻し、切れたボトルケージを止め直した。
これで準備満タン。
下界に来てからは肉づくし。下界と言っても富士山の頂上の標高は同じなのだが…
とにかく、モンキーはタンパク質を取らないと動けない。
ヤクのすり身の揚げ物を食べて
ムクティナートの街並み。一気に都会に来たかに思えるほどのさかえっぷりだ。
チェックポイントではコロナチェックをされた。こんなのチェックポイントでは初めてだったし、圧倒的回復力を備え持ったモンキーで本当に助かった。
👨ノーコロナ!
無事突破である。
ここで共に昇ったイギリス人女性3人組と出会う。
無事ここまで来れたんだ!おめでとう!!
お互いを祝福し合う。スーパーヒーローと呼ばれるのも今なら恥ずかしくもなんともない。
自分でもいかれたことを達成したと思っている
ムクティナートの街並みを離れる
馬や担架で運ばれている人を大量に見た
街の外れでは大量の馬が鎮座している。
コロナは流行っていないはずだけど…何かあったのだろうか
アンナプルナのさらに西側の山々を眺めながら出発
ここからはダウンヒルの舗装路である。
60km/hをゆうに超えた速度が出る。
ちなみに昨日の平均時速は0.7km/hだ。
僕×そらが足しただけの力ではないことがお分かり頂けただろうか
ぐんぐん下っていく
下りの途中でまた共に昇った仲間に出会った。
Hey super hero!!
心地がいいセカンドネームだ。
みなにお礼を言って先に進む。
Kagbeniを過ぎると再び未舗装路の平地が再開。しかし昨日と比べれば走りやすさは天地の違いだ
Jomsomに到着
ここはかなりの大都会でATMが存在した。
金欠ここで終結。
ここから死にかけた身体へのご褒美に豪遊を決定する。
Jomomから登れる山々の標高
トロンパスが圧倒的に高い。苦しみ苦しんだ上制覇した今、非常に誇らしげだ
気持ちのいい天気。最高の相棒そらと共に走るアンナプルナ。
そうだ、僕はこれがしたかったんだ
最高の気分だ
【続く】