
OUTLAW Xのヒールパーツが壊れた!
3シーズン目の22designs OUTLAW Xのヒールピース(クロー)が戻らなくなりました。
フリースタイルテレマークとかいう、メーカーが想定していない使い方を3シーズンし続けた末路。 pic.twitter.com/wlYvGxNLhD
— こばたく🎿 (@kbtk_ski) March 9, 2025
今回はテレマーク歴5年、年間滑走日数50日、25年は白馬籠り。
自由なテレマークを求めて、heel freeでのフリースタイルを目指すこばたくが、OUTLAW Xのヒールパーツを修理した記録をまとめます。
症状:ヒールパーツが戻らない
クローと命名されたOUTLAW Xのヒールパーツが戻らなくなりました。
動画でわかるかと思いますが、通常解放時は上がっているヒールパーツが上がっていません。
フリースタイルテレマークとかいう、メーカーが想定していない使い方を3シーズンし続けた末路。 pic.twitter.com/wlYvGxNLhD
— こばたく🎿 (@kbtk_ski) March 9, 2025
この状態でブーツをはめるには、手でヒールパーツを上げた状態でブーツをはめなければいけません。
さらに、ブレーキをつけているのであれば、
「手でブレーキを上げながらヒールパーツも上げた状態でブーツを上げなければいけない」
という、滑走前から他では全く活きることのないスキルが必要になります。
斜面で吐いたり、脱着が多いのであれば、こんな無駄な動きが毎回求められたらたまったもんじゃありません。
これを解決するために、行きつけの山道具屋さんに助けを求めにいきました。
原因:バネの強度不足
山道具屋さんに聞いた結論としては、
「使いすぎによるバネのへたり」
でした。


左:ヒールパーツが上がらない状態 右:正常
このバネがへたってしまうと、ヒールパーツのバネが刺さる部分への差し込み長が短くなってしまい、ヒールパーツからバネが外れてしまうことが原因だそうです。

通常ヒールパーツに刺さっているバネが2本ともヒールパーツに刺さっていないことがわかる。
このバネが外れると、ヒールパーツの動きを阻害する位置に移動してしまい、手でヒールパーツをあげようともヒールパーツが動かず、ブーツがはまらないなんてこともある。
このバネは単品の代替パーツも販売されていない。
なのでもし交換するのであれば、ヒールパーツと解放値を調節する機構をもった部品を丸ごと交換するしかないが、これは22designsの2025年現在の代理店であるキャラバンに送るしかないようだ。

ラッピーのスタッフさんいはく、22designs製品のバネはどれもへたりやすいらしいよ..!
特にLynks(小声)
対処法:力技でバネを伸ばす
ヒールパーツを分解するとでてくるバネをペンチで挟み、バネとなっている部分を伸ばすことで、ヒールパーツにバネが十分に刺さるようになり、バネが外れなくなった


バネを伸ばすことで、バネがヒールピースに刺さる部分が長くなり、ヒールパーツからバネが外れなくなるということのようだ。
修理した後が先ほどの画像の右側。
バネが定位置で、垂直に向くまでペンチで戻すと、正常にヒールパーツが上がるようになる。


左:ヒールパーツが上がらない状態 右:正常
修理後の状態がこちら
山道具屋さんも見たことがない症状とのことだったので焦りましたが、バネがへたっていたことが原因だったので、パンチで捻じ曲げて治りました👍 pic.twitter.com/lenzYP93Dh
— こばたく🎿 (@kbtk_ski) March 9, 2025
ヒールパーツの交換では良化せず
ヒールパーツのバネが刺さっている部分の端が欠けていたことから、初めはヒールパーツが破損したことが原因だと考え、22designs公式から直接購入し、交換したが良化しなかった。
原因はバネがへたっていたからなのだが、著者はこのヒールパーツをフロントフリップの着地に失敗したせいで真っ二つに割ったこともある。
このヒールパーツは日本の代理店であるキャラバンは購入していないので、2025年現在は公式サイトから直接購入するしかないとのことだ。
もしヒールパーツが破損した方がいれば、下記公式サイトから購入するしかない。
https://www.twentytwodesigns.com/Outlaw-X-Claw_p_130.html
※来年は代理店の変更により、状況が変わることもあるかも!?
まとめ
OUTLAW Xのヒールパーツが上がらなくなった場合は、ヒールパーツを固定するバネを広げるようにペンチ等で戻しましょう。