今回の一年間の世界一周中の料理ギアはご支援頂きました新富士バーナー様のクッカーやバーナーを使用させて頂きました。
今回はこの一年間使用させて頂きました新富士バーナー様のギアについて、使用レビューをふまえながら一つ一つ紹介していきたいと思います
料理ギア
ストームブレーカーSOD-372

http://www.shinfuji.co.jp/soto/products/sod-372/
ノズル交換なしでガソリンとガスボンベ(OD缶)、どちらの燃料も使うことができるハイブリッドなストーブ。全炎型の火口とせり上がったすり鉢状のバーナーヘッドにより、優れた耐風性を実現。
今回新富士バーナー様にご支援頂いたギアの中で、最も重宝し、その革命的な機能に感動させられたギアになります。
このバーナーの特徴は、
”ガソリンとod缶二つの燃料をひとつのヘッドで使えるということ”

↑OD缶使用時
海外を走るにあたり、最も世界共通で使える燃料は間違いなくガソリンだと思いました。しかし、ガソリンは安くてどこでも手に入る反面、
・点火に時間がかかる
・日本など、直接ガソリンスタンドでボトルに給油できない国がある
・体積がかさばり、重い
等のデメリットも存在します。
そんな時登山用のod缶や、家庭用のcb缶を使いたいという需要がありました。
海外を旅する上で、2種類の燃料を使えるストームブレーカーは非常に重宝しました。
また、他製品と比較しても大きなメリットが存在します。
それは、
交換用パーツの使用期間が長いということ
相応の使い方をしていれば必要ないかもしれません。
具体的に説明すると、同じ新富士バーナー様の製品でガソリン専用MUCAストーブがあります。
こちらの製品もプレヒートの必要ない革命的な商品ですが、ただ一つデメリットをあげるとすれば、パーツの定期交換が必要ということ。
補修パーツを旅する期間に応じて持ち運ばなければなりません。
しかし、このストームブレーカーに定期交換の必要なパーツはありません。ガソリンバーナーの場合、燃焼カスであるカーボンのつまりが問題で点火しづらくなり、つまった場合従来のガソリンストーブは消耗品のパーツを交換しなければならなかったのですが、ストームブレーカーは針でつついてガス路のカーボンのつまりを取り除くだけ!
もう一度言います。予備パーツは必要ないんです!
…ただし、唯一の注意点をあげるとしたら、きちんとした手入れの知識をつけてから分解し、扱うようにしましょう。
ガス路は真鍮でできていて、柔らかいので曲がりやすいです
固着していたため力に任せて外した僕はウユニ塩湖のど真ん中でガスバーナーを失い、その破損した夏期で地獄の砂漠を超えることになりました。
こんなもしもの時のためにも、真鍮の代替パーツは持ち運ぶことをお勧めします。
そもそも、修理をする際は慎重に直すようにしましょう
●外形寸法
幅150X奥行130X高さ90mm(使用時・本体のみ)
幅65X奥行65X高さ90mm(収納時)
●ゴトク径
ゴトク外径 φ170mm
●重量
225g(本体のみ)
合計448g(本体:225g、ガスバルブ:53g、ポンプ:170g)
●発熱量※1
3.5kW(3,000kcal/h)
●使用時間※2
約0.8時間(SOD-725T 1本使用時)
約1.6時間(自動車用レギュラーガソリン480ml使用時)
●使用燃焼
SOTO製品専用容器(ボンベ)
自動車用レギュラーガソリン、ホワイトガソリン
●材質
ゴトク・バーナーヘッド・器具栓つまみ:ステンレス、ジェネレーター:真鍮
●付属品
収納ポーチ、バーナーベース、メンテナンスキット
ナビゲータークックシステムSOD-501
http://www.shinfuji.co.jp/soto/products/sod-501/
多くの機能を備え、耐摩耗性にも優れたクッカーセット。
一般的なアルマイト加工より皮膜の厚い「スパーアナダイズド加工」を採用。耐衝撃性、耐食性にも優れます。
保温力を高めるコジー、様々な使い方ができるリッド(フタ)、トングとしても使えるリフターなど機能性も多様なクッカーセット。
こちらの商品の良さは軽量性と沸騰の早さ
プラスチックの蓋や、アルミ板を駆使し驚きの早さで沸騰させることができます。
蓋には湯切りの穴も着いているため、ラーメン屋焼きそばを作ったあとの湯切りは非常に簡単です。
個人的には、鍋型で口の広いこの形が非常に使い勝手が良かったです。
縦長の円筒形より重心が低く、バランスを崩す危険性も下がります。
軽量でかつ湯沸かしも早いこのギアは主に麺づくりで重宝しました。
取手はトングでつかみ持ち上げる分離式となっているため、取手も加熱され触れなくなってしまうこともありません
このトングもかなり重宝しました。
トングですが、鍋つかみとしても使えるのです。
トングを使用したい機会は思いのほか多かったです。ほかのクッカーにも鍋つかみとして使用でき、ナビゲータークックシステムを使わない時でもトングのみで使用することもありました。
注意して欲しい点は、軽量ゆえ、鍋が薄いということ。
このナビゲータークックシステムは湯沸かし専用として発売されています
この口広の楕円形の使い勝手の良さに、フライパンとして使用してはいけません
僕は大きい方のクッカーに熱で穴を開けてしまいました…

購入する方は、湯を沸かしながら使うことを忘れないようにしましょう
●外形寸法(収納サイズ)
直径190×高さ92mm
●総重量
480g
①クッカー大用リッド
寸法/直径185x高さ20mm 重量/57g 材質/樹脂
②クッカー小用断熱ディスク
寸法/直径140x厚さ3mm 重量/4g
材質/アルミニウム、樹脂
③クッカー小用リッド
寸法/直径156x高さ13mm 重量/49g 材質/樹脂
④クッカー小
寸法/直径160x高さ73mm 容量/1300ml 重 量/99g 材質/アルミニウム
⑤クッカー小用コジー
寸法/直径165x高さ50mm 重 量/46g
材質/アルミニウム(内側)、 ナイロン(外側)
⑥クッカー大
寸法/直径190x高さ78mm 容量/1800ml 重 量/140g 材質/アルミニウム
⑦リフター
寸法/高さ50x幅123x奥24mm 重量/38g 材質/アルミニウム
⑧クッカー用収納ケース
重量/32g 材質/ナイロン
⑨リフター用収納ケース
重量/15g 材質/綿
マイクロレギュレーターストーブウインドマスターSOD-310
http://www.shinfuji.co.jp/soto/products/sod-310/
独自のバーナーヘッド構造とマイクロレギュレーター機構を融合。
風にも寒さにも耐えるストーブが誕生しました!
寒さに強い「マイクロレギュレーター搭載シリーズ」に優れた耐風性を備えたストーブが加わりました。
風防を使うことなく、風の強い場所で使用してもバーナーの炎が流れにくく短時間で水を沸騰させることが可能です。また、寒さにも強く外気温が20℃であっても-5℃であっても変わらない2,800kcal/hの火力を発揮します。
マイクロレギュレーターストーブ ウインドマスターはゴトクが着脱式です。
自分にあったストーブ選びのポイントのひとつに「ゴトクの形状」があります。マイクロレギュレーターストーブ ウインドマスターは、ゴトクを着脱式にしました。
本体には「小型3本ゴトク」が標準セットされていますが、別売の「大型4本ゴトク」を取付けることで鍋が安定して調理しやすくグループ山行でも使いやすいストーブとしてお使いいただくことができます。
多くの評価サイトのイチオシのヘッドです。笑
実際他社製品と比較した時のスペックというのは気になるでしょう。このウインドマスターはガスヘッドを買うならこれ!と、胸を張って勧められる逸品です。
アウトドアの精鋭ともいえるチャレンジャーの集まる東京の某アウトドア用品店のスタッフさんたちが口をそろえて一押しと勧めているそうです。
他社製品のヘッドもいくつか使ったことがある上でこのウインドマスターに太鼓判を押します。それだけ重要なポイント全てで一番と言える逸品なのです
具体的には軽量性・火力・耐風性です。
まずは軽量性
重量はゴトクを入れてもわずか67g。
サイズも非常にコンパクトであるため、登山など極力装備重量を抑えたい時でも、悩んだら持っていってもいいか、程度の重量であるため、かなり重宝するでしょう。
次に火力
2800kcal/hの高火力。これは(社名はあげませんが)他社製品と比べて一段最大火力は落ちますが、ほぼ誤差みたいなものです。
そして、この火力はいかなる環境にも対応可能。-5℃でも20℃でも変わらない火力を生むことができます。
最後に耐風性
商品名からお察しのように、この商品の一番の魅力と言っても過言ではないでしょう
このウインドマスターの他社製品にない最大の特徴は、ガスが出る部分がすり鉢状になっているということ
通常のヘッドは富士山型。
これがどう違うかと言うと、そうです。
横からの風の影響を受けないのです
これはアウトドアの環境では影響の強い風を完全にシャットアウトすることで、風でも安定して加熱することができます。
また、ウインドマスターに付属のゴトクは軽量性を重視した取り外し式の三本足のものになりますが、料理重視するのであれば別売の4本足の折りたたみゴトクに交換することもできます
用途に応じて交換しながら使えるバーナーヘッドはこのウインドマスターのみでしょう
フォーフレックスSOD-460
http://www.shinfuji.co.jp/soto/products/sod-460/
重心が高いゆえに底面積が大きかったり、重いものを載せると倒れやすいという、OD缶の弱点を克服したゴトクまで発売しています。
安価ですので、ぜひこちらも試していただきたい逸品となります。
ウインドマスター専用ゴトクフォークレックスSOD-460
http://www.shinfuji.co.jp/soto/products/sod-460/
燃料
次の三商品は、新富士バーナーのバーナーを使用するため不可欠な燃料となります
広口フューエルボトルSOD-700-04(400ml),SOD-700-07(700ml),SOD-700-10(100ml)

http://www.shinfuji.co.jp/soto/products/sod-700/
シンプルなフューエルボトルです。
広口とあるように、従来製品より口の大きい34mmとなっているため、給油が簡単です。
耐久性は申し分ありません。
世界一周で塗装がはげ、至る部分が凹みましたが、穴は飽きませんでした。特にもろくなった箇所も見受けられません。
劣悪な環境にも耐えるフューエルボトルとなっています。
他にも、400ml.750mlの商品展開がありますのでご都合に合ったサイズをご購入ください
SOTO広口フューエルボトル400ml SOD-700-04
●寸法
直径67×高さ168mm(キャップ含む)
●重量
125g
●容量
280ml(ボトル容量400ml)
●材質
本体:アルミ、キャップ:樹脂
SOTO広口フューエルボトル700ml SOD-700-07
●寸法
直径74×高さ220mm(キャップ含む)
●重量
146g
●容量
480ml(ボトル容量700ml)
●材質
本体:アルミ、キャップ:樹脂
SOTO広口フューエルボトル1000ml SOD-700-10
●寸法
直径74×高さ290mm(キャップ含む)
●重量
178g
●容量
720ml(ボトル容量1000ml)
●材質
本体:アルミ、キャップ:樹脂
ポータブルガソリンボトル750mlSOD-750-07
http://www.shinfuji.co.jp/soto/products/sod-750-07/

ガソリンスタンドで直接給油できるガソリン携行ボトルです。
日本では法律でアウトドア用フューエルボトルへの直接の給油は禁止されています。
※うっかりフューエルボトルのみを持って行って給油してはいけませんよ!
そのため、こちらのポータブルガソリンボトルに始め給油してから移し替える必要があります。日本での仕様を考えている方は、忘れず購入しましょう
●外形寸法
直径100×高さ230mm(使用時)直径100×高さ154mm(収納時)
●重量
270g
●容量
750ml
●材質
本体:電気亜鉛メッキ鋼板(0.6mm厚)
キャップ・中フタ:ステンレス
給油ノズル:ナイロン・ゴム
備考
UN規格取得、消防法適合品
※携行用ボトルのため、MUKAストーブへの接続はできません。
パワーガス250トリプルミックスSOD-725T
http://www.shinfuji.co.jp/soto/products/sod-725t/

プロパン・イソブタン・ノルマブタン配合のパワーガスです。高所や天候などの自然環境にも対応するパワーガスとなります
ポケトーチ スケルトンブラックPT-14SBCR
http://www.shinfuji.co.jp/soto/products/pt-14/

炎温度約800℃の使い捨てライターが1300℃の強力バーナーに。
強火力なのに、ライターとして使うより使用時間60%アップ。効率燃焼ゆえの特徴。
使い捨てライターが燃料だから、いつも燃料タンクが新しい。メンテナンスも必要ありません。
例えば趣味の模型づくりのハンダ付けや、花火、線香の着火など、どこでも大活躍。
ライター1個付き
この商品の良さは、どこでも安価で買えるライターを入れるだけで小型軽量のバーナーに早変わりするということです。
焚き火の点火に重宝しました。
唯一のデメリットは、発展途上国にこのポケトーチのサイズにあったライターが発売していなかったこと。
南米では使うことが出来ませんでした…
しかし、オセアニアやヨーロッパには同じ企画のものが販売していたのでこの地域に行く時はぜひ海外旅にも持っていってください。
●寸法
長さ60×幅23×高さ110mm
●重量
50g(ライター除く)
●火口径
直径14mm
●炎温度
1,300℃
●炎サイズ
直径3×12mm
●炎形状
極細集中炎
●使用燃料
市販の使い捨てライター(使用可能ライター/CR-ML-17[PSC]・CR-SPカラード[PSC])
●燃焼時間
約20分(ライター1個)
●連続使用時間
1分以内
●付属品
ライター1個
使用してみたい製品
この下の製品は、今回の旅では使用していませんが、旅の中でぜひ使用したいと思った新富士バーナー様の製品になります。
世界一周中で欲しいと思った理由とともに僕の感じたその魅力を紹介します
レギュレータ―ストーブFUSION ST-330

http://www.shinfuji.co.jp/soto/products/st-330/
マイクロレギュレーターを搭載した分離型ストーブ
連続使用時や低温時のボンベ内の圧力低下に影響されにくく、安定した火力を発揮します。
全炎口型の火口とすり鉢状のバーナーヘッドにより、優れた耐風性能を実現。
コンパクトに収納可能。
燃料は経済的なカセットガス。
※ボンベは別売です
こちらの商品のメリットはなんと言ってもCB缶で使用できるということ。
今回の旅行で使ったのは登山用のOD缶・ガソリンですが、このふたつにはそれぞれデメリットが存在しました。
OD缶:高価。かつ、多くの場合アウトドア用品店のみの販売となるので、使い切ってしまったが購入できず、ガスがない夜をすごしたことが何度かあった。
これの問題を解決するにはストックを持ち運ぶしかなかった
ガソリン:点火が面倒。時間がかかる
どんなにストームブレーカーが進化し、プレヒートの必要がなくなり、点火に30秒しかかからなくなったと言えど、ポンピングは必要です。
ガソリンの残量が減れば減るほどポンピングの回数はふえ、一日自転車に乗りお腹ぺこぺこなのに点火に時間がかかるというのはさけられないストレスでもありました。
このふたつの問題を解決するのが家庭用ガス缶であるCB缶です。家庭用であるため、世界各地多くのスーパーマーケットで購入することが出来、ガソリンほどではありませんが安価で購入することができます。
問題点は家庭用であるため環境の変化に弱いということですが、あまりに過酷な地域を走る時以外は、CB缶で十分であったというのが正直な感想です。
※実際に過酷な環境で使用したことがないため、実際点火しないかどうかはわかりません。
このレギュレーターストーブFUSIONは従来新富士バーナー様の製品で唯一の携帯型CB缶バーナーヘッドであったマイクロレギュレーターストーブの新型になります
のよさは、cb缶にもかかわらず、2500kwと、ウインドマスターと大差ない火力を実現していることです。
次回海外ツーリングに行く時はこちらのマイクロレギュレーターストーブをぜひとも使用させて頂きたいと考えています
※新製品のためまだアマゾンでの販売がされていないため、旧型のリンクになります
スライドガストーチ ST-480

http://www.shinfuji.co.jp/soto/products/st-480/
火口がのびる小型耐風バーナー。使用時は伸ばして安全に、収納は縮めてコンパクトに。炎温度1,300℃の強力耐風バーナーが、アウトドアシーンをバックアップ!さまざまなものに安全着火。燃料は充てん式。経済的なカセットガスの他、ライターガスも使用できます。
先程もポケトーチの紹介で申し上げたように、発展途上国にはポケトーチと同じ寸法のライターが発売しておらず、使用することが出来ませんでした。
しかし、発展途上国にもCB缶は発売しているのです。
たとえ南米の林道アウストラる街道の僻地にでも発売していました。
そしてこのスライドガストーチはcb缶で充填することが出来ます。海外旅でのマイクロレギュレーターストーブとの相性は抜群です。
このトーチはただバーナーのように使えるだけでなく、着火部分がチャッカマンのように長くすることが出来るので、危険無く火種にダイレクトに着火することができます。
こちらも、次回の海外旅に持っていきたい逸品となっています。
●寸法
幅35×奥行18×高さ110~185mm
●重量
55g
●火口径
直径14mm
●炎温度
1,300℃
●炎サイズ
直径3×15mm
●炎形状
極細集中炎
●使用燃料
経済的なカセットガス、ライター用ガス
●燃焼時間
約15分
●連続使用時間
30秒以内
まとめ
多くのアウトドアに精通し、より利便性を研究し尽くされた日本製アウトドアギア会社の本年度のカタログはこちらになります。
きっとあなたのアウトドアの用途にあったギアが見つかるはずです。
是非一度ご閲覧ください
最後に、なんの実績もない一介の大学生にご支援くださいました新富士バーナー株式会社様に心より感謝申し上げます。

2019年度版SOTO商品カタログ
http://www.shinfuji.co.jp/contents/catalog/soto/SOTO2019catalog_HP.pdf
引用
SOTO
http://www.shinfuji.co.jp/soto/
旅の途中でバーナー破損させてましたよね??嘘のレビューはやめましょうよ。
ストームブレーカーは破損させてしまったのでありのままの事実を書いてあります。ウインドマスターは盗難されたので壊してはいません。